重要なお知らせ

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1 イントロダクション

(1)ウェルカム感をしっかり出す

  • 良い学習の場のために、参加者をしっかりと出迎える。待ってました!という感覚、受け 入れられている感覚を作ることが大切。

(2)講座の開始を宣言する

  • 「今から、オンライン販売ワークショップを開催します」
  • 「ビジネスのシステムを用意しようと思って、作ってもらおうとすると、すごくコストが かかります」
  • 「今日紹介するサービスを使えば、無料で始められて、すぐに販売し始めることができま す」
  • 「ITが苦手という人も、今日は誰でも様々なWebサービスを使えるようになる学び方を学 ぶので、安心してください」
  • 「このワークショップでは、3つのことを学びます。
    • (1) 顧客体験を考えること
    • (2) 次々 新機能をマスターできる学び方
    • (3) サービスの操作方法
  • です。
  • 「今日は、とにかくワクワク楽しんで貰えば、大丈夫です。どんどん、チャレンジしましょ う」

ポイント
ワークショップは、最初のスタートが肝心です。できるだけ、シンプルに簡潔に、リズム を作るようにスタートさせていきましょう。参加者が興味があるのは、自分の成長です。 主役は、参加者です。だらだら説明しすぎるより、結果を目の当たりにして、学ばせましょ う。


2 Good & New

(1)説明

  • 「Good&New とは、新しくて良かったこと、両方を含むものを発表して、拍手をもらう ゲームです」
  • 「例えば、こんな感じです(言葉で説明するより、実際にやってみせる)」 「チームに分かれて、1周しましょう」
  • 「それでは、スタートします!どうぞ」

(2)ワーク中

  • もし詰まっている人がいたら、「ちょっとしたことでいいですよ」などと声をかける。

ポイント
Good&Newは、説明を何度も繰り返すより、「実例を見る」ほうがわかりやすいです。 実例を見せましょう。もちろん、事前に考えておいたほうがスムーズですが、その場でひねり出す様子のほうが、参加者には良い見本になります。
「緊張はほぐれましたか?」と聞く必要はありません。ワイワイとした雰囲気を維持して、そのまま次のワークにスムーズに入りましょう。


3 プレゼント体験を考える

(1)説明

  • 「プレゼント体験を考える、ちょっと楽しいゲームをします。チームで協力して行いましょ う」
  • 「実際にやってみせるので、見ていてください」
  • 「例えば、これの場合・・・(実際にやってみせる)(誰かに一人に協力してもらう)」
  • 「では始めます。時間は、7分です。どうぞー」

(2)ワークをする

  • もし、詰まっているようなら、プレゼントするものは何でも良いので、難しく考えない ように伝えましょう

ポイント
プレゼント体験を考えることで、次のワークの「顧客体験を考える」で顧客体験を考えや すくなります。やり方を説明する時には、デモをした方が理解しやすいです。
人によってはアイデアがあまりでない人がいるかもしれません。その時には、「正解不正 解はない」「他の人も手伝っても構わない」ことなどを伝えて、アイデアを出しやすい状 態にしましょう。


4 プレゼント体験を考える 振り返り

(3) 振り返る

  • どうしたら、もっと体験を考えることができるかを訊く

5 顧客体験を考える

(1)説明

  • 「今からやるワークは、顧客体験を考えるワークです」
  • 「顧客体験を聞くと難しく思うかもしれませんが、プレゼント体験のゲームと同じ要領で、 アイデアを出しましょう」
  • 「まず、チームで何を販売するかを決めます。大きく分けて、物販、デジタル、イベントがありますので、好きなものを選んでください。どれを担当したいですか?(チームに訊く)」
  • 「顧客体験を考えて発表してもらうのですが、ただ口頭で説明するだけではなくて、実際に体験できるものを考えてもらいます」
  • 「実際にやってみせるので、見ていてください」
  • 「例えば、これの場合・・・(実際にやってみせる)(誰かに一人に協力してもらう)」 「では始めます。時間は15分です」
  • 「それではどうぞ!」

(2) 考える

  • 「何を商品にしますか?」
  • 「どんな顧客体験にしましょうか」
  • 「相手が体験できるものを準備してくださいね」
  • 「思いつかない時は、プレゼント体験の時にどう考えたかを思い出してください」
  • 「購入する瞬間だけではなくて、購入の前後を考えてみましょう」

ポイント
プレゼントワークの流れから、顧客体験を考えるとスムーズに考えることができます。機 能を触る前に、顧客体験を考えることで、効果的にオンライン販売のサービスを使えるよ うになります。もし、学習者が顧客体験を考えるのに詰まっていたら、アイデアを出す手 伝いをしましょう。
発表するときには体験会のような形にして、発表します。体験のしてもらい方をデモして 説明しましょう。


6 顧客体験 発表会

(3) 発表 (体験会)する

  • 「相手のチームの誰かに、体験してもらいましょう」
  • 「相手チームに良かったところを聞く」

7 メンタルモデル


 

(1)説明

  • 「いよいよ、今から各サービスを触っていきますので、パソコンを出してください」
  • 「サービスを触っていくときに、コツがあります」
  • 「実際にやってみせるので、見ていてください」 (実際に、見せて、メンタルモデルを作るような触り方をデモする。参加者を巻き込んで、参加者に考えさせて、進めていく)
  • 「探求の仕方はわかりましたね。それでは、物販のチームはBASEとStores.jp、デジタル のチームはGumroadとteachable、イベントのチームはPeatixとdoorkeeperをそれぞれ触ってください」
  • 「パソコン苦手」という方はいますか?「我こそは」はいますか?
  • 「では、その人が操作をしましょう」
  • 「では、5分スタート」
  • 「それではどうぞ」

(2)探求する

  • 探求の様子を観察し、必要な介入をする。一人が、どんどん触っていたら、みんなで探 求するようにする。
  • 皆で、議論しながら進めるように仕向ける。
  • 途中で「使いたくなる!という機能や、全体像は見つけられましたか?」と声をかける。

ポイント
5つのステップを紹介して、学んでもらうところです。5つのステップについて説明すると きには、口頭だけで説明するよりも、デモをして、学習者と一緒に体験することで、理解してもらいましょう。
予想するときには、「商品を登録する画面になる」というだけでなく、できるだけ詳細に「どんな画面になるか」など想像してもらいましょう。
説明した後に混乱しているチーム、難しそうにしているチームがあれば、横について、一 緒にゆっくり5つのステップの探求の仕方をやりましょう。


8 メンタルモデル 発表会


 

9 メンタルモデル 振り返り


 

10 顧客体験、業務フロー改善


 

(1)説明

  • 「では、だいたい機能もわかったところで、顧客体験を改良する、業務フローを考えると いうことをしていきます」
  • 「先ほど考えた顧客体験がありますよね。その顧客体験の、ここはこの機能で実現できる。 このサービスで実現しよう、ということを考えてもらいます」
  • 「最初のチームに戻って考えましょう」
  • 「時間は15分です」
  • 「それではどうぞ」

(2) 顧客体験の改良、業務フローを考える

  • ウロウロしながら見守る。困っていそうだったら、アイデアを聴いたり、話したりする。

ポイント
実際にオンライン販売のサービスの機能を触ったことによって、そのサービスでどんな体 験を実現できるかということがわかった状態だと思います。このワークでは、先に考えた 顧客体験をもう一度、「今使ったサービスを使ってどう実現するか」という視点から考え てもらいましょう。
全体の業務フローについても考えてもらいましょう。


11 顧客体験、業務フロー改善 発表会


 

(3) 発表する

  • 順番に、チームで発表する。 何を、どんな風にしたか?改善してみてわかったことは何か?などを訊く

12 試作品1


 

(1)説明

  • 「機能もわかって、顧客体験の改善するところまでして、サービスを使っていくイメージ ができてきたのではないかと思います」
  • 「今からやってもらうのは、試作品作りです」
  • 「今度は、自分のビジネスで顧客体験を考えて、サービスで形にするところまでやってみ ましょう」
  • 「もし、自分のビジネスがなくても、例えばデジタルだったら写真を販売するものを作っ てみたり、アイデアで構いませんので、販売してみたいもので作りましょう」
  • 「試作品ですし、この後もう一度試作品を作る機会がありますので、つくり込むのではなく、機能するものを作りましょう」
  • 「制限時間は、15分です」
  • 「それではどうぞ」

(2) 試作品を作る

  • ウロウロしながら、見守る。必要なら、アイデアを出すことを手伝う。

13 試作品1 発表会


 

14 試作品 振り返り


 

(1)説明

  • 「機能もわかって、顧客体験の改善するところまでして、サービスを使っていくイメージ ができてきたのではないかと思います」
  • 「今からやってもらうのは、試作品作りです」
  • 「今度は、自分のビジネスで顧客体験を考えて、サービスで形にするところまでやってみ ましょう」
  • 「もし、自分のビジネスがなくても、例えばデジタルだったら写真を販売するものを作っ てみたり、アイデアで構いませんので、販売してみたいもので作りましょう」
  • 「試作品ですし、この後もう一度試作品を作る機会がありますので、つくり込むのではなく、機能するものを作りましょう」
  • 「制限時間は、15分です」
  • 「それではどうぞ」

(2) 試作品を作る

  • ウロウロしながら、見守る。必要なら、アイデアを出すことを手伝う。

ポイント
顧客体験を実際に試作品として実装していく段階になります。ここまでくると、介入はそ れほど必要ないとは思います。もし自分の商品がなく、こまっている人がいれば、何を売 るか一緒に考えましょう。


15 まとめ


 

(1)説明

  • 「お疲れ様でした。そろそろ時間なので、まとめをしたいと思います。家に帰ったら、思 う存分触れますので、今後、もっと使い方を増やして、応用できるように、まとめをしま しょう」

(2) 学びを引き出す

  • 「今日学んだことは何ですか?どなたかお願いします」
  • 「いつもの学び方と、今日の学び方は、どう違いましたか?」
  • 「事前に試してみたけど、うまくいかなったのに、今はできるのは、なぜでしょうか?」

(3) フォロアップを作る

  • 「今後、どのようにしていけば、もっと応用や、今日触れていない機能を使えるようにな りますか?何せ、気づけば新しい機能が増えているのが、Webアプリですから」
  • 「何かありますか?」

(4) こちらのアイデアを提案する

  • 必要に応じて、アイデアを提供する。
  • 「私たちは、小さくてシンプルなことで、どんどん使うことをお勧めしています」
  • 「何か この一週間で、できそうなアイデアはありますか?」

ポイント
時間が足りなければ、ファシリテーターがかなり主導しても構わないので、学びを振り返 ることをしましょう。
振り返りがないと、高次な学習が意識に上らず、いつもの学び方に 戻りやすくなります。できるだけ、参加者から学びを引き出すようにしましょう。