Mac で便利なキーボードショートカット
すぐに使えて、かなり便利なものだけを厳選
現在、デジット・ハンズオンという「オンラインコース(チーム学習)」で、ITレベルの向上を目的に勉強しています。ハンズオンで自分で設定した課題である「解説を作ることを通じて学ぶ」を実践中です。
キーボードショートカットとは?
いきなりですが、キーボードショートカットキーって何のことかわかりますか?もしかしたら、言葉の意味がわからない!って感じる人がいると思い、言葉の意味から説明します。
キーとは何か?
まず、キーボードとは「文字を入力するための装置」です。パソコンについてるものです。キーとは「鍵」のことですが、他にも「指で押すもの」という意味もあります。
ピアノのずらっと並んだ白と黒の押すと音が出る横に広いあのパーツを「鍵盤」っていいますよね?
漢字をよく見ると「鍵(ケン)盤(バン)」です。鍵!!!ですね。
鍵が、盤(平に並んだもの)ということです。
そんなこんなで、まずは 「キー」とは、鍵という意味以外に「指で押すもの」という意味 があり、そこから転じて、ボタン一つ一つを「キー」と読んでいて、それが並んでいるから「キーボード」です。
ちなみに、楽器でキーボードってありますね。あれも同じ意味なんでしょう。指で押すものがずらっと並んでいるという意味なんだと思います。
ショートカットとは、何か?
ショートカットとは「短く、切る」という意味です。移動中に「ショートカットしよう」なんて使います。つまり、本来の工程よりも、短くできる方法を「ショートカット」です。
カットが使われている意味は、無駄を省いて・・・というニュアンスがあるのだと思います。
ということで、パソコンでショートカットといえば、「通常の手順よりも、早くなにかをする方法」を指します。
ショートカットキーとは何か?
以上を踏まえると、「通常の手順よりも早く何かを処理する押すもの(キー)」ということです。
例えば、「コピー」して「別の場所に貼り付け」という動作は、
- マウスをもつ
- 対象をクリック、ドラッグで選択
- 右クリックコピー
- 貼り付けたいところをクリック
- 右クリックして、「貼り付け」を探して、クリック
となります。
これが、キーボードだけで行うとなると、
- キーボードでコピーしたい箇所に移動
- Shiftキー押しながら、矢印で選択
- キーボードの Cmd + C を押す(これでコピー完了)
- 貼り付けたいところに移動
- キーボードの Cmd + V で貼り付け
となります。手順は5ステップで同じですが、圧倒的に早いです。
まとめると、キーボードショートカットとは、キーボードを使って、作業効率をあげる方法のことです。
ショートカットキーを覚える方法
ショートカットキーは、無意識レベルで使えるようになる必要があります。無意識レベルで使えるようになるには、「繰り返し」しかありません。
ショートカットキーは、わざわざ時間をとって練習しても、学べるものではありません。なぜなら、Cmd+c は単純すぎて、単体で練習しても仕方がありません。
そこで、繰り返しを行って練習するには、普段の作業に「ショートカットキー」をワザと入れて見ることです。
以下では、4つのステップで「ショートカットキー」をマスターする方法を説明します。
Step1. 印刷する
Apple が作っている「ショートカットキー」についての説明ページを印刷します。
あるいは、CheatSheet を表示してくれる専用アプリをインストールしても良いかもしれません。⌘キーを長押しすると表示するそうです(便利そう!)
CheatSheet – Know your short cuts
または、自分が覚えたいショートカットキーを紙に書き出します。メニューのところをクリックすると、図のように表示されるので、メモします。
Step2. Macの横に張り出す
これが一番大事です。張り出してしまうのが一番です。そうしないと、絶対に覚えることはできません(かなり意思が強ければ大丈夫ですが・・・)。
Step3. あえてショートカットを強制する
いつも、マウスでやっている作業を「あえてショートカット」を使うようにします。面倒ですが、強制しているうちに、矯正されます :)。
Step4. 誇らしく思う
しばらく頑張ってみたら、自然にショートカットを使うようになるはずです。そのとき、思いっきり自分を褒めましょう。よくぞ、我慢した!と。
オススメのもの
基本的に「よく使うアプリ」だけを、少しずつ覚えれば良いかと思います。自分の行動を分析して、よくやっているマウス動作、作業のトップ10をショートカットに置き換えるだけで、かなりのスピードアップが期待できます。
恐らく以下を実践するだけでも、効果が得られるはず。
Macの場合、ショートカットに使うキーが
- コマンド(一般にCmdと表記されたり、⌘ と表記されます)
- コントロール(一般にCtrlと表記されたり、^ と表記されます)
- シフト(一般にShiftと表記されたり、⇪ と表記されます)
- オプション(一般にoptやAltと表記されたり、⌥ と表記されます)
-
Shiftキー押しながら、矢印キーで選択範囲を変更
- Cmd + c でコピーして、 Cmd + v で貼り付け
- Cmd + x で切り取って、 Cmd + v で貼り付け
- Cmd + z で元に戻す
- Ctrl + k でカーソルより後ろを1行切り取り、 Ctrl + y で貼り付け
- Ctrl + a で先頭
- Ctrl + e で末尾
- Ctrl + p で上
- Ctrl + n で下
- Ctrl + f で右
- Ctrl + b で後ろ
- Ctrl + h で delete
アプリによっては、Ctrl+p, n, f, b がうまく動かない時がありますが、すごく便利です。矢印キーを触らないだけで、タイピング速度がアップしますので、オススメです。