ポケてら「ティーチャープラン」について

こんにちは。
toiee Lab亀田です。

さて、今日は「ポケてらティーチャープラン」について、最新情報をお届けします。要点は3つです。

  1. ポケてらの復習(あなたが手に入れたものは何?)
  2. 最新のポケてら(この度、進化しました)
  3. ライセンスについて(活用方法)

以下の情報を参考に、ますます活用していただければ嬉しいです。


(1) ポケてらの復習

改めて、ポケてらティーチャープランについて、「内容」と「ライセンスの詳細」について、お伝えします。


「ポケてら」ネーミングの由来

「ポケてら」の名前の由来は、

です。

ポケットに入れられるというのは、オンラインのビデオ配信形式で、スマホのアプリ(Podcastアプリ)で、いつでも、どこでも再生できることから「ポケット」としました(倍速再生も可能です)。

iPhoneや、iPad をテーブルに置いて「再生」+ 「ファシリテーション」することで、いつでも、どこでも気軽に「ワークショップ」を開催できることを目指して設計されています。

基本的に「チームで協力して学ぶ」ための教材です。チーム一丸になって、ワイワイ楽しく探求し、様々なことを発見し、その驚き、喜びを共有し、祝福する、最高の学習体験を提供することを目指して、設計されたワークショップです。

このワークショップが、江戸時代に栄えた「全国の寺子屋」のように、あちこちで開かれていたら最高!と思って、「寺子屋」から名前を拝借しました。
ちなみに、寺子屋の大きな功績は、「当時のヨーロッパ諸国でも達成できていなかった高い識字率」を実現したことです。いわゆる平民の多くが「読み書き」できることを実現しました。

その識字率の高さがあればこそ、明治への転換を文書で通達したり、新聞などのメディアで情報を伝達することが可能でした。また、書籍を読むことを通じて、様々なことを学ぶことが可能になりました。今も発展途上国では、読み書きできない人が多いです。文字が読めない、書けない世界を創造すれば、今や当たり前の「読み書き」が、いかに大切か?が実感できると思います。

翻(ひるがえ)って、現代の私たちにとって、「読み書き」に相当するものは、何か?と考えてみれば、それは「学ぶ力」です。

今や、インターネットの記事、書店、電子書籍などで「知識は溢れかえって」います。しかし、これらを手にいれるには、読み書きでは足りません。必要なことは、「学ぶ力」です。知識や技術を学ぶ力(楽しむ力も大切です)こそが、現代の識字に相当します。

この「学ぶ力を高めながら、学ぶことを楽しみながら」チームで学ぶこと、これこそが「現代の寺子屋」だと、私は考えています。

そのための「ポケットに入れて、持ち歩ける教材」が、ポケてらです。


教材の形式

2つで構成されています。

ポケてらの動画は、「ワークショップの進行役」を担ってくれます。再生することで、ワークの解説や、デモンストレーションを見ることができます。あなたが目の前でデモしなくても、肩代わりしてくます。

そして、ワークショップで使う「参加者資料」もついています。

あなたは「ラーニング・ファシリテーション」に集中することが仕事になります。参加者の理解を助ける質問をしたり、探求のポイントをアドバイスしたり、話しやすい雰囲気を作ることが仕事になります。


ラーニングに関するオンラインセミナー

さらに、ティーチャープランでは、

などのオンラインセミナーも提供しています。これらは、最新の研究を紹介し、「いかに、受講者の学びを引き出すか?」を学ぶことができます。


永久会員

9ヶ月前から、「ポケてら」は、次々と追加しました。今は「WordPress」や「HTML、CSS」や「プログラミング」が中心です。これから

を次々と追加します。

このように、ポケてらを拡充していくことになったため、、、、「ええい、全部プレゼントだ!」と思い、ポケてらティーチャープラン(買取)をしてくださった方は、そのまま

永久会員とさせていただきました。
念押しになりますが、「永久会員」です、是非とも、「ポケてら」を

活用していただければ、嬉しいです。


(2) 最新のポケてら(この度、進化しました)

さて、9ヶ月経って「スクラム・ラーニング」を通じて、現場からたくさんのフィードバックをもらいました。そして、「ポケてら」は、4つの点で進化をしました。

  1. 90分のワークショップとして構成
  2. 全体像型、探求型の2種類構成
  3. LFTレジュメ、LFTノート(ファシリテーション用の知識)
  4. 関連ナレッジ

進化(1) 90min 構成にしています

最近、リリースしている「ポケてら」は、90min で終了するように構成しています。
スクラム・ラーニングや、大学などの学校で使う場合、「3時間は長い」という意見を聞きました。

例えば、WordPress超入門は「数時間」に及びます。

数時間の中には、参加者が「既に学んでしまっていること」も多々あります。そういった部分は飛ばしたいけど・・・そうすると、カリキュラムを再構成する手間がかかる、どうやっていいかわからない、とフィードバックが次々と上がりました。

結果、最長 90min として、開きやすい形式に変えました。
これによって、

というメリットが生まれました。3時間もオンラインワークショップを受講するのは、忙しい生活の中では、難しいです。オンラインで「3時間拘束」は、結構大変です。お尻が痛くなります。

そのような問題も、一気に解決するのが「90min戦略」です。


進化(2) 全体像型、探求型の2種類構成

学ぶ力を付けるとは、つまり「自立」です。

toiee Lab は、常に「自立して学んでいけるようになること」を大切にしています。授業が終わった後、習っていないことを、学べるようになっていなければ、教育をしたことにならない。それは、単なる訓練だと考えています。

そのことから「メタ探求型学習」を意識して、ワークショップを設計しています。
良い学び方、学びを加速するには、

  1. 全体像を知る
  2. 部分を深く探求する

が、大切です。この考えを「そのまま」教材に反映しました。

例えば、HTML/CSS/CSSフレームワーク(Webページを作る技術のこと)の「全体像」を90minで学ぶポケてらがあります。このポケてらでは、HTMLってどんなものなのか?どういうルールなのか(細かいことは脇に置いていて)、表現とルールとコードの関係性などを「ざっくり」学びます。

言い換えれば、「重要な概念、コアコンセプト」を学びます。

全体像がわかると、部分に興味が湧いてきます。また、自分が何を学ぶべきか、見当がついてきます。そこで、次に

という「探求用のポケてら」を受講します。内容は「メタ探求型プロセス」になっています。具体的に何を学ぶのか?は、参加者次第です。その時々に応じて、学ぶものが変わります。

一方で、「全体像」は、毎回、同じような学びを生み出します。
この2つを組み合わせることで、楽しく、深く、自立に向かって学べるように構成しています。

なお、それぞれの「ポケてら」のビデオ内容が若干違います。

全体像型のビデオは、見るだけでも、いろんなことが学べます(実際に手を動かさないと、わかったつもりになりますが)。

一方で、探求型のビデオは「ワークの説明のみ」ですので、見ても何も学べません。その代わり、実際のワークショップの様子を収録しますので、「具体的な知識」が得られます。また同時に「どう探求し、どう学べば良いか?」という学びのヒントもたくさん得られます。

以上が「全体像型」「探求型」の2種類のポケてらになります。


進化(3) LFTレジュメ、LFTノート

最近、2週間ぐらい「プログラマー」をしました。2週間限定で、数千行のプログラム(HTML、CSSも含む)を書いて、「ポケてら」のサイトを刷新しました。

上記のページを見てもらうとわかるように、

とあります。

LFTを開くと「LFTレジュメ」と「LFTノート」があります。

LFTレジュメは「進行手順、ワークの設計意図、狙い」を記載しています。これらを読んでいただくと、ワークの進行が行いやすくなります。

さらに、LFTノートは「実際に開いてみた結果の注意点」や「ポイント」をメモした「いきた実践ノウハウ」です。

例えば、「参加者には、事前にこれらの教材を見てもらっておくべきだ」とか「この部分で、勘違いが発生しやすいので、注意が必要」や「オンラインで開くなら、このWebサービスも一緒に使うといい」などを記載します。

「LFTレジュメ」「LFTノート」は、開催側にとって貴重な情報源になると思います。
ポケてらティーチャープランの方は、このLFTレジュメ、LFTノートにフルにアクセスしていただけます。


進化(4) 関連ナレッジ

ポケてらには「関連ナレッジ」という項目があります。この項目では、様々な「関連知識」や「簡潔なビデオ説明」を追加していきます。

例えば、「WordPressテンプレート入門」のポケてらでは、さらに深く理解するための有用な参考文献や、全体像を理解できるデモンストレーションの動画などを追加します。
これにより「予習」「復習」「発展」が可能です。
ポケてらティーチャープランの方は「関連ナレッジ」にも、フルアクセスしていただけます。


ライセンスについて(活用方法)

最後に「ライセンス、利用上のルール」を説明します。ポケてらティーチャープランをご購入の方は、

  1. ビデオを流して、ワークショップを開いて良い(収益を得てもOK)
  2. 受講者資料は、自由に配布してOK
  3. LFTレジュメ、LFTナノートにアクセスできる
  4. 教材を組み変えて(ビデオを取捨選択して)独自のカリキュラムを作りワークショップを提供して良い
  5. 受講者資料を組み替えて、独自のものを作っていよい(クリエイティブ・コモンズに従う範囲で)

一方で、できないことは以下の通りです。

  1. ビデオをダウンロードして、自身のサイトなどで提供する、オンラインで販売する
  2. 受講者に、ご自身のアカウントを共有して、ポケてらにアクセスさせる
  3. 受講者資料を二次販売する(ワークショップ参加者に配るのはOK。資料だけを売ることはできません)

あなたが学んだことは、あなたのものです(というか、人類の資産です)。従って、もっと良いコンテンツを生み出し、自身の教材を作って(ビデオやオーディオ)、提供することは、何の問題もありません。

最後に、わかりやすいように「ポケてら・パーソナル」のライセンスは、以下の通りです。

  1. ビデオを流してワークショップを開くことは、 できない(自分が閲覧するだけ)
  2. 受講者資料を自由に配布OK(クリエイティブ・コモンズなので)
  3. LFTレジュメ、LFTノートには アクセスできない
  4. 教材を組み変えて(ビデオを取捨選択して)独自のカリキュラムを作りワークショップを 提供できない (1の制限によってできません)
  5. 受講者資料を組み替えて、独自のものを作っていよい(クリエイティブ・コモンズに従う範囲で)

となります。

パーソナルの方も、ご自身が学んだことを教材にすることに制限はありません。ただし、LFTレジュメ、LFTノートのヒントなしに、高度なワークショップを作るのは至難の技だと思います。


まとめ

新しい「ポケてら」は、始まったばかりです。
乞うご期待ください。

なお、ポケてらティーチャープランの方は、

などがありますので、是非、ご活用ください。