KANSO 0.9 をリリース
コンテンツが多い「Webサイト」をもっと「簡素に」作れるようになりました
今回、様々な改良を行い version 0.9 をリリースしました。
改良点は、様々ありますが「複雑にはならず」、シンプルで強力な機能アップばかりです。
機能追加の方針
KANSOは、WordPress界の中でも「珍しい」部類のテーマです。
WordPressテーマの多くは、ブログのためにあります。Webサイト用のテーマは有料かつ「高機能すぎて、複雑」なものばかりです。
KANSOは「なるべくシンプルに、たくさんのコンテンツをもつ (ブログじゃなくて)、Webサイトを構築」するために作られました。
コンテンツが増えてくると「階層」が深くなります。
このような状況でも、「訪問者」も「作成者」も使いやすいWebサイトになるための様々な工夫を行いました。
アップデート内容
(1) パンくずリスト
パンくずリストを「自動で」出力するようにしました。このパンくずリストは、Google の microdate に対応させています。少しだけ、検索エンジン対策に有利かもしれません(中身が100倍大事です)。
パンくずリストが表示されて、居場所がすぐにわかります。
なお、非表示にするオプションは用意していません。どうしても非表示にしたい人は「子テーマ」で簡単に設定できます。
(2) 子ページ一覧を簡単出力
パンくずリストを使うぐらい「階層」が現れると、階層上位のページでは、すぐ下の「子ページ」の一覧にしたいです。
その時、いちいちリンクを書くのは面倒です。そこで、「kns-showpost」ショートコードに、子ページ一覧を出力する簡単なオプションを用意しました。
のように書くことで、すぐ直下の「子ページ一覧」を美しく表示することができます。
簡単に子ページ一覧が作れます
(3) 目次の深さ指定
たくさんの子ページを作ると、目次が「ズラー」と下まで伸びてしまいます。例えば、300ページ近くのコンテンツを用意すると( toiee.jp など) 収集がつかなくなります。
そこで「目次の深さ」を設定できるようになりました。
目次が非常に長くなった状態
深さを設定することで、目次がスッキリする
大活躍間違いなしです。
(4) 目次の再作成(目次の起点を指定する) & 深さ指定
目次の階層を指定できるのは便利ですが、階層の深い場所では「目次が機能しない」状態になります。
そこで「目次の起点」を設定することができるようにしました。
目次の起点として指定されたページと、その下のページでは「起点として指定されたページの子ページ一覧を目次として使う」ようになります。
説明を聞いても、イメージできませんが使えば、直ぐに理解できます。
たくさんのページを作るときに「活用」してください。また、 toiee.jp (もうすぐリリース)されたら、そこで活用していますので、事例として研究してください。
目次の起点とします(階層も指定可能)
起点に指定されると、サイドバーの目次が「このページ以下の子ページを使う」ようになります。もちろん、子ページでは、この目次が使われます
(5) Not Found ページを作成
ベータ版ということもあり、目立たないところは無視して作っています。その一つが、Not Foundページです。
今回のバージョンアップで「美しく、便利」になりました。ページが見つからない場合は、検索フォームも表示します。
(6) 検索結果一覧も、見やすく
検索結果も見やすく修正されました。
(7) uikit をローカルに配置
uikit は、CDNから参照するようにしています。しかしながら、ローカル環境でテストしたり、勉強のために使うことを考えて「uikit」をテーマに同報するようにしました。
多くの方にとっては、あまり関係のない変更です
(8) フォームの微調整 (uikit関連)
KANSOにフォームを貼り付けると、自動で uikit の class を追加します。この制御の一部が雑だったので、見た目が悪い時がありました。
具体的には、checkbox と radio が崩れていましたので、これらを修正しました。
是非、活用してください。
One more thing
toiee.jp をリニューアルするに当たって、WooCommerceを導入しました。toiee Lab の全てのコンテンツを1箇所で、1アカウントで、簡単にアクセスできるように、様々な改良を行なっています。
その一つに、「記事を購入してもらう」機能を作りました。
英語では、Pay per post などと表現します。WooCommerce Pay per post があったのですが、気に入らない(使い方が合わない)ので、独自でシンプルなものを作りました。
オープンソースとして開発しています。
販売したり、サポートを提供する予定がないので「必要十分な機能」しか提供しませんが、KANSOと使うと、とても相性が良いです。
シンプルに「ここから、ここまでは、この商品を買った人だけ見れる」としてします。バリエーション(Standard, Gold, Premiumなどでランクを分けるなど)にも対応できるようにしています。
なお、toiee.jpで使い続けるので、改良やバグ修正は継続して行われますが、利用される場合は「自己責任」でお願いいたします。
toiee-lab/wc-restrict wc-restrict – WooCommerce Simple Content Restrict_github.com