toiee Lab(トイラボ)とは?

我々は、何者なのか?

「もし江戸末期、寺子屋を始めた文人たちが、現代に生きていたら、 どんなことをしただろうか?」

という「問い」から始まった研究所(Laboratory)です。

始まりは、大学の授業後に集まって対話する「小さなお茶会」でした。社会について、知性について、イノベーションについて、マネジメントについて、人工知能について、ダイアローグについてなど、様々なテーマで対話をする中から、私たちの「目指すこと」が明確になってきました。

それは「学ぶ」を刷新することです。

toi + ee

Facilitat_or_、Programm_er_、Teach_er_、Play_er、Employ_er など、er がつく単語は「行為者」を表します。一方で、 ee は、 Employ_ee_ は「雇われる人」と、行為を受ける人をさします。

このことから、 問い を発する人(toi + er?)ではなく、「問われている人」という意味(toi + ee)を込めました。

V.E.フランクルが言うように、

我々が人生の意味を問うのではなく、我々自身が人生に意味を問われているのだ

と言う気持ちで、仕事に取り組むことを目指した意味も込めています。

学びを刷新するために、以下のことを行なっています。

学習理論の構築

100年前の優れた教育者から、現代の哲人P.F.ドラッカー、現場の先生、子を持つ親の多くが「新しい教育が必要である」と訴えています。彼らが指摘する教育に必要な要素をまとめると、以下の通りになります。

具体的なスキル、知識を「低コスト」で身につけさせるだけでなく

などです。

これらを実現する方法として、アクティブラーニングなど「能動的に学ぶ」ことが重視されています。また「自分の頭で考える」や「答えありきではなく、ともに答えを作る(リザルトパラダイムから、プロセスパラダイム)」など、有益な示唆が多く行われ、今も活発に議論がなされています。

「こうあるべき」から「どうすれば?」

私たちは、これらの示唆に対して「答えを出す」ことを信条としてきました。
つまり、

「こうあるべき」という議論ではなく、「こうすれば実現できる」を現場で作っていくことを、私たちの使命・仕事としました。

その結果、「学習とは何か?」「どのようなメカニズムで起こるのか?」「自分で考えるとは、どうやるのか?」「それらをサポートするには、どうしたら良いのか?」「良い学び、気づき、発見を引き起こすには、どのように授業を設計すれば良いのか?」などの問いに答えられる

の構築を進めてきました。それが「FILM 学習理論」です。

自らが現場で活動する組織

「学習」とは、「個人の経験を自己組織化する現象」です。つまり、集まる人、場所、前提知識、経験、その場の要素によって「多様な形」を作り出します。

したがって、我々が居るべき場所は、研究室の中ではなく「学びが起こる現場」であるべきです。そこで、私たちは、自らの理論を使い、具体的な教育を作り、自らで提供することを行なっています。

私たちが開催する勉強会、講座、ワークショップは、「その場でしか起こらない学び」という意味を込めて LIVE(ライブ) と名付けています。

このLIVE を開き、フィードバックを得ながら、人の学びを最大化することに努めています。

新しい学びを広げる仲間を作る

私たちが体系立てた学習理論は、先人の研究、事例の土台に成り立っています。これらを広く多くの人に提供し、利用してもらうことも、私たちの使命です。次のような形で、学習理論、それに基づく「セルフラーニング」「ラーニングデザイン」「ラーニングファシリテーション」「マネジメント」を提供しています。





コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください