といリブで、憧れのドラッカーを解読しよう
苦手分野がちょっと楽しくなりました
あなたはドラッカーは好きですか?
この記事をクリックしていただいたということは、おそらく
・ドラッカー大好き
・興味はあるけど、、
のどちらかではないでしょうか?
僕は少し前まで、「興味はあるけど、、」タイプでした。
もう少し詳しく言うと、ドラッカーの本は「凄そうだけど、自分には関係のないもの」でした。
でも、今は「経営者の条件」にどハマりしています。 通勤時間に持ち歩いて読んでいるくらいハマっています。
なぜ、憧れだったものを楽しいと思えるようになったのか。
それは、先日社内で行われたといリブ勉強会出てきた「ある公式」のおかげです。
魔法の公式
勉強会が始まって、一番はじめに渡されるのがこの公式です。
この図は「成果を出す習慣」を読み解く鍵となる公式です。
勉強会では、この公式に「強み」「成果をあげる能力」「成果」を当てはめて、シミュレーションをして、ワイワイ話しながら進めていきます。
すると
・自分の強みについて考える機会になったり
・成果が出ていない原因に仮説を立てることができたり
・常に自分の仕事のイメージをしながら本を読むこと
ができます。
2時間の勉強会をあっという間に過ごした時には、今までなかなか理解できなかった本の内容を、少しずつ噛み砕くことができている感じがしました。
最近では、このような図を自分で作って自分の仕事を分析することが習慣になりました。
自分の仕事を成果を出す習慣の公式で分析する図。素人ながら本で学んだことを仕事に行かせた気がして嬉しかった。
どこをどう読めばいいのかわかった
実は、「経営者の条件」を手に取るのは、はじめてではありません。
過去に、本屋さんで胸を踊らせながら購入したことがあります。
帰りの電車で読みはじめたのは良かったのですが、ドラッカーの独特の言い回しに翻弄され、わかったようなわかっていないような気持ちになり、それ以降本を手にとっていませんでした。
なぜ、読まなくなったか。
それは、どこをどう読めばいいのかわからなかったからです。
少しでもドラッカーを読んだことがある方はわかるかもしれませんが、ドラッカーの表現はいつも抽象的でフワッとしています。
だからページは進んでも、読んだ気がしません。
でも、勉強会の時は少し違いました。
あの公式とワークがあることによって「成果をあげる能力のここを詳しく知りたい」という明確な意図を持ち読むことができました。
目次からぺージを探すことができました。
その結果、今まで何気なく読み飛ばしていた1文を見ても「過去の経験」や「知っている情報」に思考を巡らせることができ、
そんなことをチームでやっているうちに「ハッ」と行動のアイデアが生まれました。
つまり、勉強会の中に出てくる公式やワークによって、「どこをどう読めばいいか」わかったのです。
発見をもたらす「仕組み」がある
成果を出す習慣勉強会には「公式」を始めとする、参加者にたくさんの発見をもたらす仕組みがあります。
これらはすべて、ワークショップの設計チームの不断の努力によって、生み出されています。
少しだけ手伝ったことがありますが、それはもう「緻密」でした。
設計するプロセスは大きく分けて4つあって、
- 知識の分析、体系化
-
シミュレーションによって、プロセスを設計
-
テストを繰り返し、ブラッシング
-
完成 (といリブに追加)
です。
少し、詳しく紹介します。
- 知識の分析、体系化
設計チームのスタッフがホワイトボードやFILMモデルなどの資料をもってきて、ブツブツ独り言をいいながら
・学ぶ対象を支えている前提知識
・学ぶために必要な、「ものの見方」「知識」「姿勢」「技術」
を分析します。
いわば「素材集め」の行程です。
ちなみに、成果を出す習慣のあの公式は、このプロセスによって決定されたそうです。
大きなホワイトボードを使って 、「文章を書く能力」について分解・分析しているスタッフ
2. シミュレーションによって、プロセスを設計
集めた素材を、学べる順番に並べる行程です。
頭の中で細かいシミュレーションを何回も行いながら、どんな順番に並べると「ワクワク、ドキドキ」しながら学ぶことができるかを考えます。
ポイントは、転ばないように学ぶのではなく「転びながらでも夢中になるように探求するように並べる」ことだそうです。
3. テストを繰り返し、ブラッシング
このような行程を経て生み出された学習プロセスが、「実際に機能するか」どうかをテストされます。
社内外でワークショップを開催し、「設計の意図」と「実際の結果」を目の当たりにしながら微調整します。
多くの場合、3回から4回のテストが行われ、微調整をします。
4. 完成(といリブに追加)
これでやっと完成です。
いつでもどこでも勉強会を開催できるよう、ワークショップの様子はビデオ化、レジュメはPDFにされ専用のサイト(といリブ)に保存されます。
ここまでの行程で、長い時は1ヶ月ほどの時間と労力をかけて設計をしています。
先日行われた社内の「成果を出す習慣」も、このといリブを使って開催されたものです。
このような仕事を通じて 生まれた勉強会だからこそ、受講をすると「知識が繋がっていく感覚」が起こり、学ぶことができるのだと思います。
ひと昔前なら、職人から「見て学べ」と言われていたところを、一人の学習を効果的に行うために、これだけ時間と労力をかけて丁寧に設計されてることを考えると、すごくありがたいなと思います。
学べなかったのは、プロセスの問題
今までは「読めたらかっこいいんだろうなー、でも正直楽しくないなー」 と憧れている反面、敬遠していたものが
勉強会を通じて、経営者の条件を読むのが楽しくなりました。
よく研究所の所長が
才能なんてない、学習プロセスが悪かっただけ
と言っているのですが、それを体験を通じて実感できた気がしました。
憧れにリベンジしよう
toieelab が設計したワークショップは全て「といリブ」という教材の中に入っています。
勉強会では、といリブにアクセスして動画を流すだけで学びの場を作ることができるので、比較的簡単に開催することができます。
しかも、教材はドラッカーに関するものだけではありません。他にも
・iPhoneで行う、写真ワークショップ
・伝わる文章術
・WordPressでWebサイトを作ろう
など、現時点で29種類もの教材があります。
もし、あなたが過去に挫折したり、憧れているけど挑戦できていないものがあれば是非、といリブを使ってリベンジしてみてください。
苦手分野がちょっとだけ楽しくなるかもしれません。