ダイエットが成功します
FILMシートをダイエットに使ってみた
最近、ダイエットに成功しました。
その結果にとにかく自分でも驚いたので、その方法を紹介します。
必要なのは、「FILMシート」です。
息がきれる・・・
サッカーをやめた3年前から、こっそり太り続けました。
気がつけば、現役で選手をやっていた頃から10kgも。
今年の初め、久しぶりに友達とサッカーをしたのですが、体が重くて少し走っただけで息がゼェゼェと切れました。
特に悲しかったのは、あとは無人のゴールに蹴り込むだけというパスを出してもらった時に
ボールに向かって走っている途中で、自分の足にもつれて、「ドテッ」と無様に転びんだことです。
転んだ後も、「これが本当に自分なのか!」とたった今起こった事実を受け入れるのに時間がかかりました笑
太って困ったのは、サッカーだけではありません。
大好きだった温泉も、「太った体を見られるのがイヤ」と中学生女子みたいな理由で行くことができませんでした。
(誰も見ていないのに、、)
口癖は、ダイエットしよう
経験者ならわかると思いますが、なかなか痩せない人の口癖は「ダイエットしよう」です。
ふとした瞬間に「そろそろやばい」と思い立ち、ダイエットを始めることを決心するのですが、
美味しそうなご飯を目の前にすると、決心は一瞬で何処かへ吹っ飛んでいきます。
僕も気がついたら、「明日からダイエットをしよう」が口癖になっていました。
口癖をやめて、本当に痩せるぞ!
きっかけは些細なことでした。
研究所長の亀田に、
「仕事をする時にFILMシートを使え」
と言われたのですが、いきなり仕事の中で使うのはどうやって使えばいいのかわからなかったので、
まずは手軽に「ダイエットで使ってみよう」と考えました。
最初にFILMシートに書いたのは、こんな感じでした。
期待する結果 : 1ヶ月後に痩せる
その為にするべきことは? : 毎日走る、毎日食事を減らす、炭水化物を食べない、毎日FILMシートを書く
なぜ、そう思ったか? : 運動したら痩せるし、食べる量を減らせば痩せる、毎日続けないと意味がない
この内容で、とにかく1週間やって見ました。
実際の結果は、、
1週間後、すぐには痩せませんでしたが、書いたFILMシートを並べてみると面白いことを発見ました。
それは、僕が「都合の悪いことはなかったことにする」最低な人間だったということです。
計画通りに「走れた日」は振り返りを意気揚々とFILMシートに記入していました。
やっぱり計画通りに過ごせると、気持ちが良く、「俺最高!」とか「やっぱり続けるって重要だよな」とか思ったりします。
ところが、「走れなかった日」は、振り返りを記入していませんでした。その日がまるでなかったように、しれっと書かずに無視していました。
受け入れるから、次が生まれる
7枚のうち、ちゃんと書いているものが3枚しかない。
1週間を過ごしている時は、「走らずにサボっている自分」を見たくはないので意識はしていなかったのですが、
FILMシートを並べて振り返ってみると、サボっている自分がはっきり目の前に示されています。
その結果、自己嫌悪になるかなと思いきや、意外にも
「いやー、書いてないわ、俺。都合良すぎ」
「都合の悪いことは見ないようにしているんだなー」
「今までもこうやってだんだん走らなくなっていってたんだろうなー」
と、自分がサボっていたことを事実として受け入れることができるようになりました。
すると
「毎日って結構大変だよな」
「てか、別に毎日走る必要なんてないんじゃないか?」
「むしろ、毎日やらないといけないというプレッシャーのせいで、続けられなくなっているんじゃないか?」
「あ、これが亀田の言ってた『前提を疑い、修正することが《高次学習》』って意味か!」
と前向きに考えることができました。
前提を修正する
FILMシートを使って、振り返りをした結果、
「毎日走る必要はない。長期的に走ることを継続して、結果的に痩せればいい」
と考えました。
そこで次の1週間の行動を
・毎日ではなく週に2回走る。走りたいと思った日に走る。
・炭水化物も0にするのではなく、夜だけは食べない
と書き換えて、1週間やって見ました。
目に見えて痩せました
最近では、友達に会うたびに、
「痩せたね!いい感じやん!」
と言ってもらえるようになりました(イエイ)
サッカーをしても自分の足に絡って転ぶということはなくなりました。
よく考えれば、人の体は1日で変わったりしません。大食いしたからと言って、次の日に頬がパンパンに腫れたりしませんよね。
毎日たくさん食べ続けても、1週間はかかると思います。
太るのにも1週間はかかるということは、痩せるのにも1週間かかる。
だから、1週間の中で摂取するカロリーを減らし、摂取したカロリーよりもたくさんのカロリーを消費すればいい。
別に1日で頑張らなくてもいい。
という当たり前のことを発見しました。
FILMシートの真価は、「振り返りの振り返り」
この経験から、僕が学んだのは「振り返りを振り返る」ことです。
FILMシートを毎日書いて、それを1週間分並べます。
それらを見て、「何かパターンはないか?」と考えている時、振り返り(1日)を振り返って(1週間分)います。
すると、今回の「走ってない日は、妥協している自分を見なかったことにしている」のように、ワンパターンな行動や思い込みを発見することができます。
そこに「そもそも毎日走らないといけないのか?」と疑いをかけることによって、次の日から試してみたいアイデアを出すことができたりします。
それを繰り返しているうちに、「自分で考えて、行動する」が当たり前になります。
この能力は、仕事に直結して役に立つはずです。
ぜひ、あなたもFILMシートを
・今まで何回も挫折していること
・苦手分野だけど、やって見たいこと
・仕事
に使ってみてくだいね。