いつしか見失っていた、「学ぶ楽しさ」を再発見しました
toiee Labの勉強会で、一緒に学びませんか?
楽しくて仕方なかったはずのことが、楽しくなくなることがあります。
人によって原因はそれぞれではありますが、
- 他者の期待に答えようとする
- 他者と自分を比べてしまう
- 他者からの評価を怖がる
というように、「他者」というのが関わっている側面があると思います。
「他者」の存在を気にしすぎて、能力が伸び悩んで頭打ちしてしまうことはよくあることではないでしょうか。
僕にとっては、写真を学ぶことがそうでした。
写真が楽しくて仕方なかった毎日
僕は18歳の頃から8年間、写真を撮影しています。
写真を学び始めた頃は楽しくて仕方なく、写真を撮って身近な友人や写真仲間に見てもらい、もっと良い写真を撮ろうと、またカメラを持って出かけました。
次第に自信もついてきて、(今思えば甘いかもしれませんが)将来は写真を仕事にしようか、なんてことも考えていました。
写真を撮らないなんて、考えられないことでした。
他者から評価されるための写真
ところが数ヶ月後、僕がカメラを持ち歩くどころか、触れることすらなくなりました。
原因はSNSでした。
instagramやtwitterといったSNSを使ったことはありますか? SNSで写真を投稿して気に入ってもらえると、「いいね!」やフォロワーがつきます。
「ここで自分の写真をアップすれば、たくさんの人に見てもらえて、気に入ってもらえるんじゃないか」
そんな期待を持って自分の写真を公開し始めました。
すると、少しはいいねがつきましたが、周りを見渡すと、自分と同世代のカメラマンの方が、自分よりも圧倒的にいいねが多かったりフォロワーがたくさんついていました。中にはSNS上で有名になっている人もいました。
そんな姿を見て、僕もいいねが欲しくなり、自分の写真を認めてもらいたいがために撮影をすることにしました。
いいね = 自分の写真の価値
それからというもの、
- 自分が特に好きでもない写真を撮り
- タグをたくさんつけて写真をアップし
- 気に入られそうな写真を撮影して掲載してみたり
いいねを増やすために、工夫をしました。 (決してそれが悪いことだとは思っていません)
しかし、思ったように、「いいね」や「フォロワー」がつきません。
いつしか、「いいね = 自分の写真の価値」だと感じるようになって、自分の写真をアップすることが億劫になりました。どれだけ頑張っても、評価されない自分の写真には価値がないのだと考えるようになってしまいました。
SNSを使えば、他のカメラマンから学んだり、知識や技術の交流をすることもできたはずですが、他者から学ぼうとしないどころか、心のどこかで敵のように考えていました。
今思うと、卑屈になっていたのだと思います。
気がつくと僕のカメラは、埃をかぶっていました。
写真の勉強会を開催することに
写真から遠ざかる日々を送っていたある日、社内で写真の勉強会を開催することになり、僕は所長の亀田に言われて勉強会の進行役をすることになりました。
「写真勉強会」ではありましたが、自分が写真について学ぶとは思っていませんでした。別の言い方をすれば、何か刺激になるものをこの勉強会から得られるとは思えていませんでした。
なぜなら、この勉強会の内容は、すでに知っている知識でしたし、参加者も僕以外は初学者だったからです(今思えば、無意識そう考えたとしても、傲慢だったと反省しています)。
他者から学ぶ、他者と学ぶ
しかし、蓋を開けてみれば、他の参加者の探求する姿に感化されて、気がついたら自分も一緒になって写真を撮ることに没頭していました。
ワークに取り組む時、周りの参加者は、
- 「より・ひき」を駆使して与える印象の違いを考えたり
- 物の位置関係を変えてみたり
- 光と陰の美しいグラデーションを探したり
と、あらゆる手段で、実験的に写真を撮影していたのです。
そして何より、お互いに写真を見せてはフィードバックしあい、すごく楽しそうに「もっと良い写真を探求しよう」としていました。
まるで写真を始めた頃の自分のようでした。僕がいつしか見失っていた、「写真を学ぶ楽しさ」がそこにはありました。
表現する喜びを再発見
これまでの自分は、「自分らしい表現をした写真」をひとに見せて、評価されないことが怖かったのだと思います。ひとの評価を気にして、ひとと比べていました。
気がつけば写真本来の「表現する喜び」を見失ってしまっていました。
しかし、toiee Labの勉強会に参加して学ぶと、そのような考えは消えてしまったのです。
今回勉強会に参加して参加者の人たちと共に学んだことで、周りの評価ではなく、好奇心の赴くままに、探求心を持って実験的に、撮影に取り組むことを学びました。
そして、写真を始めた頃は持っていたはずの「プロセス」を楽しむ心、つまり、「写真で表現することそのもの」を楽しむことを再発見できました。
私たちと一緒に学びませんか?
今、久しぶりに写真を撮ることが楽しいです。
もし、僕と同じように「スランプ」に陥っている人がいたら、そんなあなたにこそ、勉強会に参加してほしいです。
きっと自分一人では見つけられなかった「視点」や、ブレイクスルーのヒントが手にはいるはずです。
追伸
勉強会を受けたあと、家に帰って写真を撮りました。
他の参加者から学んだ「実験的に探求すること」を思い出して、光をいろんな強さ・方向から当てて(ライティングといいます)、撮影をしました。没頭していたので、撮影を終えた頃には、気がつくと2時間経っていました。
また一つ、レベルアップできたと実感しています。
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