重要なお知らせ

このPodcastチャンネルは移動しました。 https://legacy.toiee.jp/pkt_channel/pktr-lp-super-learning-v2/

1 イントロダクション

(1)ウェルカム感をしっかり出す

  • 良い学習の場のために、参加者をしっかりと出迎える。待ってました!という感覚、受け 入れられている感覚を作ることが大切。

(2)講座の開始を宣言する
– 「すごい学び方lite」を始めます
– すごい学び方を体感して、明日から使えるヒントを持って帰ってもらいます • たった90minしかないので、どんどん行きます!
– それでは、Good&Newというワークをしましょう!

ポイント
短く、シンプルに期待を高めるように開始を宣言しましょう。ワークショップはスタート が肝心です。長々とファシリテーターが挨拶をしてしまうと参加者が「教えてもらうモード」になってしまい、自分で探求して答えを作り出すのではなく、あなたから答えを教え てもらおうと考えてしまいます。期待を高め、ちょっとワクワクするような講座の全体像 を伝える程度にして、すぐに次のワークへ進みましょう。


2 Good & New & Yes Because And

(1)Good & New する

  • 「Good & New をします」と宣言し、「このワークをすると、リラックスして、脳が活性 化し、学習モードになります」「それでは早速・・・」という具合に説明をする。
  • Good & New は「実際にLFTがやって見せて」理解させる。 人数が多ければ、班に分けて、2min 回せるだけ、回すように案内する。少なければ、全員で一周する。説明も含めて、5min 以内に終わらせる。 なお、1周目は「お名前と、Good & New」を行う。なるべく、簡潔に説明するようお願いする。また、長々話す人がいたら、どんどん次へ!とコールしましょう。

(2) YBA
– Yes, Because, And ワークをする。テーマは「今日のワークショップを良いものにする アイデア」で行う
– Y, B, A の説明は口でするより、具体例を出して、見て感じられるように説明をする。
– 実際に、YBAを行ってもらって、拍手をして、盛り上がる。4minほどで良い

(3) 振り返り

  • このワークをする前と、した後だとちょっと雰囲気変わりませんでしたか?
  • 今、少しリラックスして、話すことへの恐れも減ったね!など伝える
  • この通り、学習への影響もチェックするようにしましょう!と伝える

ポイント
Good & New も、YBAも言葉で説明するより、やって見せることを意識しましょう。また、YBAはファシリテーターが第一アイデアをいうようにすると良いでしょう。この際、些細なアイデアで「こんなもので十分だよ」という見本を見せましょう。タイマーをセットして、ワイワイやれるように導きましょう。時間にして、5minほどYBAできればずいぶん盛り上がります。重要なのは「ネタがつきそう」なぐらいになってきたら盛り上がる ことを覚えておいてください。


3 ボール投げ実験 1回目

すごい学び方チェック

(1)読み上げる

  • 以下のように伝えてから、読み上げを開始する。
  • 『今から「すごい学び方とは何か?」を端的に、でも難しく書かれている文章を読み上げます。意味不明なところがあっても、気にしないでください。講座が終わるときに、もう一度、見る機会を作ります。そのときに、自分の成長を実感できますので、まずは聞いてください。
  • ただし、ぼーっと聞くだけでは、右から左になるので、この後説明をしてもらいます。 わかる範囲のことをペアになって説明しあうことをします。そのつもりでお願いします』

(2) Think & Listen

  • Think&Listenの説明を行い、開始する。一人1:30程度で良い。拍手を忘れずに
  • 余裕があれば、Think&Listenの感想を聞いて見る(話すことで理解が進んだか?など)

ポイント
読み上げる時は、抑揚をつけて読み上げましょう。わかりやすいように、必要な言葉を 挿入して、聴きやすいように補足しましょう。わからなくても、大丈夫という声がけをし ましょう。
Think&Listenでは「どんどん、頭に浮かんだことをアウトプットするように」伝えましょ う。どんどん、話す、量を生み出すように促しましょう。また、話す内容は、わかっていることと、わからないこと、疑問や、仮説、予想を話すようにお願いしましょう。
可能であれば、「Think & Listen」で無理やり喋ってみた結果、どうなったか?を聞いて も良いでしょう。


【重要】このワークの手順をしっかりと頭に入れておきましょう
– このワークは、60minと長いだけでなく、途中に何度も介入をします。
– また、介入の時に 行う説明、ワークも非常に重要です。
– 安易に順番を変えたり、時間を長くしたり、(その結果)ワークを飛ばしたりすると、学習効果に影響が出ますので、注意をしてください。

【概要】
– 全部で5回の探求を行います。各探求は、5-8minです。すごく短いですが、どんどん止めて、次々次々と進めていくことで、どんどん集中力が上がり、多様なことを試すようになります。そのために、しっかりと学習者を観察して、促していくことが必要です。
– 以下では「狙い」と「やること」を細かく書いていきます。ご自身で、別の形でまとめて おくと良いでしょう(Mindmapにしておく、自分が理解しやすい箇条書きにしておくなど)
– まず、チームに分けておきます。このチームは、ずっと固定で探求を行います。学習のリ ズムが崩れてしまうので、途中で入れ替えは行いません。

(1) 説明する

  • 「今から、ボール投げを通して、良い学習について学びます。それでは、早速始めましょ う。やることは『ボール投げ入れの天才・ワールドクラスの選手』になる方法を探求する ことです。いいですか、天才、ワールドクラスを目指してください。オリンピック競技が あると思って、そこに参加する人ぐらいになれるよう探求してみましょう」 「では、まずは、5min探求しましょう」
  • 忘れず、5minタイマーをセットしてください。

ポイント
説明の時点で「高いゴール設定」をしましょう。それを強調しましょう。単に「命中率 を上げましょう」とか「探求しましょう」ではなく、「天才」「ワールドクラス」「すご い」などの言葉を使って、無意識に「高いゴール設定」を刷り込みましょう。

(2) 探求中にすること

  • 積極的にチームを回って、「天才、ワールドクラスですよ!」「さぁ、どうしたらいいで しょうか?」と励ますようにしましょう。もっと、もっとチャレンジするように促して回 ることが大切です。
  • 最初の入り方が、その後の学習の質を決めてしまいかねません。しっかりと、楽しんで、 ワイワイやれるようにしましょう。必要に応じ、マトを壁に固定したり、イスやテーブル に固定することを手伝ってみましょう。
  • なお、ヒントを与える時は「例えば・・・」という形で、あくまでも「提案」するように、アドバイスをしましょう。常に、どれをやってみるか?の選択権は相手にゆだねてください。
  • 皆が、しっかり探求できていたら、ファシリーテーターは、次の振り返りと、次の探求 への説明のイメトレを行いましょう。リズムを崩さないように、どんどん、進めくことが大切。

(3) チームで振り返りを行う (2min)

  • 「今の5minの探求は、どうでしたか?振り返ってみましょう。よく探求できたところ、 もっとこう探求した方が良かったなど、簡単にディスカッションしてみましょう。時間は、 2minです」
  • 2min間、振り返りをしてもらいます。この振り返りよって、探求自体について探求する方 向づけを行います。
  • そして、2回目の探求に進みます。

4 ボール投げ実験 2回目


 

【第2回目の探求】天才になるアドバイスを使って探求する

(1) 説明(とにかく、簡潔に短く、リズムを切れさせないように)
– 「では、もう一度探求してみましょう。今度は、天才たちが探求するときに使っている「コ ツ」があります。
– このコツを参考にして、探求をしてみましょう。探求中に、カードを引 いてみて、ピンときたら使ってみましょう。
– ピンと来なかったら、別のものを使ってもい いです。天才のためのヒントを活用して、良い探求をしてみましょう」
– 「では、どうぞ。5min探求します」
– 良い学習者になるためのカード(自分で印刷するなど)をチームに配布して、使ってもら うようにしましょう。



(2) 探求 (5min)

  • 探求中は、カードを使うことを促してみましょう。
  • 「こんなのどうですか?」とか「ピン と来なかったら使わなくてもいいですよ」とか「ピンと来なくても、無理やり使うのもいいですよ」と促してみましょう。
  • どんどん、変わったことをすることを奨励してみましょう。とにかく、盛り上がってもらうことです。楽しんでやってもらいましょう。

(3) 振り返り(5min)

  • 現在の結論を、チームごとに簡単に教えてもらう。
  • 「じゃぁ、ちょっと現在の結論を教え てもらいたいと思います」
  • 「こっちのチームは、どうすれば上手く入れらると思っていますか?その発見をしたのは、どんな取り組みをしたからですか?」と結論と、そこに至る 過程を聞くようにする。
  • これによってどんな探求の仕方をしたかに、注意を払うように仕 向ける。この時点から、探求自体について無意識に注意を払う状態が生まれてくる。
  • ここで「正しく」とかはない。まだまだ、探求するから、今現在の探求結果でいいよ!と 伝えて、安心して発表してもらうようにしましょう。

5 ボール投げ実験 3回目


 

【第3回目の探求】ブリーフィングしてから探求

(1) ブリーフィング

  • 説明: 「お互いの取り組みや、ここまでの探求を振り返って、これからどう探求するか? について簡単に打ち合わせをしましょう。ブリーフィングと言います。時間は2minです。 どうぞ」
  • 重要なことは「ブリーフィング」をすることで、どう探求するか?を考えさせることです。 しかも、これまでの探求を踏まえて、これからどうするか?を考えることで、探求の仕方 を探求しながら、探求する意識状態に持っていきます。
  • 時間は、2minと短くてOKです。 大事なことは、さっさと次のサイクルに入ることです。

(2) 探求する (5min)

  • ブリーフィングの終了を知らせて、5min の探求を開始します。基本的に任せてしまって OKでしょう。どうしても、詰まっているチームがあったら、これまでにやってないことをやってみるアドバイスをしてみましょう。もしくは、天才カードを使うように仕向けて みましょう。

(3) 振り返り (3min)
– 説明: 「ブリーフィングのアイデアは活かせましたか?」「簡単に今の探求を振り返っ てみましょう」と伝える。ブリーフィングの結果と、実際の探求結果を振り返るように仕向けます。そのためには 「今の探求を振り返ってみよう」と伝えることが大切です。

【第4回目の探求】人に教えるつもりで探求する

(1) 説明

  • 説明: 「では、4回目の探求に入りますが、4回目の探求が終わったら、他のチーム に「どうやって投げたらいいか?」をアドバイスしてもらいます。ですので、人に説明で きるように探求をしてください」 「人に説明できるように、どんな風に投げているのか?どう意識したらいいのか?などを 探求しましょう」
  • 「ではどうぞ」

ポイント
人に教えるつもりで探求することで、自分がやっていることを深く、細かく みるようになります。そのように仕向けましょう。拡散していた様々な実験を「収束」させます。

(2) 探求 (5min)
– どんどん探求をさせましょう。それぞれが、どんな風に探求しているか?を観察して、 フィードバックに利用しましょう(こんな風に探求してましたね!と伝える)

(3) 「人に教えるつもり」を振り返る

  • 説明: 「人に教えるつもりで探求したら、どんな違いがありましたか?」「今までの探 求とどう違いましたか?」と聞いて、チームから1, 2人当てて意見をもらいましょう。
  • 人に教えるつもりで探求したこと自体を振り返りましょう。

【第5回目の探求】パターンを考えて、違うことを試す

(1) お互いのメソッドを教えあう

  • 簡単にお互いのメソッドを教えあうようにしましょう。チームの代表に出てきてもらって、 こうやって、こうして、こんな風にしたらうまくいくよ!をデモしてもらいます。それぞれのチームに発表を行ってもらいます。

(2) パターンを見出す

  • 全チームが発表し終わったら、「パターン」「これは正しいと思い込んでいる、決めてい る前提、傾向」を考えてもらいます。
  • 説明: 「チームごとに、結構違う探求をしていますね。それぞれ、何らかのパターン、 これは正しいという前提、仮設があるはずです。それは何でしょうか?考えてみましょう」
  • 次に、それを発表しあうようにお願いします。

(3) パターンを破って探求するためにブリーフィングする (2min)

  • 説明: 「自分のチームのパターン、仮説を知り、他のチームの仮説も知りました。いい とこ取りをして、もっとうまくなってみましょう。では、2minブリーフィングしてから、 実際に探求を開始しましょう。」

(4) 探求する (8min)

  • 時間があれば、 8min ぐらい探求してもらう

(5) 発表会誰かにお願いして、どんな風に考えて、どんな風に投げれば良いか?を発表して、デモしてもらう。

  • 「すごくうまくなりましたね!」と全員に確認し、まとめのワークに入る。

ポイント
大事なことは、この5つ探求と、その探求ごとに行う説明、ワークをリズムよく、テンポ よく進めていくことです。ちょっとした言葉がけの違いが、学習の方向づけを決める可能 性があります。しっかりとイメージトレーニングを行なっておきましょう。
また、探求を促すためには、ガムテーム、ひも、画用紙、ボールも何種類もあった方が良 いです。これらを準備して、楽しく、創造的になれるように導きましょう。
そして何よりも大切なのは、「ボール投げが上手くなること」が最終目的ではないことで す。学習サイクルを回し続けることを体験することです。


6 学んだことは?


 

(1)読み上げる

  • 以下のように伝えてから、読み上げを開始する。
  • 『今から「すごい学び方とは何か?」を端的に、でも難しく書かれている文章を読み上げ ます。90min前のと比べて、いろいろ感じることが違うと思います。そこに注意を払って みましょう。では読み上げます』

(2) シェア

  • チームに分かれて、気づき、発見、学んだことを話し合い、明日からの学習、仕事、活 動にどう活かすか?を考えてもらう
  • 適当に挙手してもらって、発表してもらう

(3) まとめ

  • 今日でた「実際に活かすアイデア」を是非、実行してくださいね!
  • なお、「といてらオンラインすごい学び方lite」をお渡ししますので、聴いて復習をしてくださいね
  • さらに、FILMシートもありますので、どうぞ

7 学んだことは?


 

(1)読み上げる

  • 以下のように伝えてから、読み上げを開始する。
  • 『今から「すごい学び方とは何か?」を端的に、でも難しく書かれている文章を読み上げ ます。90min前のと比べて、いろいろ感じることが違うと思います。そこに注意を払って みましょう。では読み上げます』

(2) シェア

  • チームに分かれて、気づき、発見、学んだことを話し合い、明日からの学習、仕事、活 動にどう活かすか?を考えてもらう
  • 適当に挙手してもらって、発表してもらう

(3) まとめ

  • 今日でた「実際に活かすアイデア」を是非、実行してくださいね!
  • なお、「といてらオンラインすごい学び方lite」をお渡ししますので、聴いて復習をしてくださいね
  • さらに、FILMシートもありますので、どうぞ