重要なお知らせ

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1 イントロダクション

(1)ウェルカム感をしっかり出す

  • 良い学習の場のために、参加者をしっかりと出迎える。
  • 待ってました!という感覚、受け 入れられている感覚を作ることが大切。

(2)講座の開始を宣言する

  • 「これから『Know Your Customer講座』を始めます!」と開始を宣言し、拍手で盛り上 がる雰囲気を作りましょう。Know Your Customerで学ぶことを具体的に伝え、ワークショップの期待を高めましょう。
  • Know Your Customerでできることは、例えば、
    • 顧客の深いところにある望みを理解することができる
    • ニーズ、ウォンツを捉えた製品、サービスを生み出せる

ポイント
短く、シンプルに期待を高めるように開始を宣言しましょう。ワークショップはスタート が肝心です。長々とファシリテーターが挨拶をしてしまうと参加者が「教えてもらうモード」になってしまい、自分で探求して答えを作り出すのではなく、あなたから答えを教え てもらおうと考えてしまいます。期待を高め、ちょっとワクワクするような講座の全体像 を伝える程度にして、すぐに次のワークへ進みましょう。


2 Good&New

(1) Good & Newの説明をする

  • 進行例
    • 「今から、学習前のウォーミングアップで、Good&Newというワークをします」
    • 「Good&Newでは、良くて(Good)新しかったこと(New)を話します」
    • 「試しに私がやってみますので、見ていてください(デモをする)」
    • 「それでは、今日一番早く起きた人から時計回りに進めていきましょう」
    • 「では、どうぞ!」

(2) Good & Newを1周する

  • もし、なんと言えばいいか困っている人がいたら
    • 「ちょっとしたことで良いですよ」
    • 「今日、ここに来るまでに何かありませんでしたか」 などと手助けをする。

ポイント
Good&Newは、説明を何度も繰り返すより、「実例を見る」ほうがわかりやすいです。 実例を見せましょう。もちろん、事前に考えておいたほうがスムーズですが、その場でひねり出す様子のほうが、参加者には良い見本になります。 「緊張はほぐれましたか?」と聞く必要はありません。ワイワイとした雰囲気を維持して、そのまま次のワークにスムーズに入りましょう。


3 Think&Listen

(1) ペア、あるいは、3人1組になる

  • できるだけペアを作る。場合によってはファシリテーターも入る。

(2) 説明

  • 進行例
    • 「今から、Think&Listenというワークをします」
    • このワークで、なぜか話しやすい体験をしてもらいます。
    • 「話す人は詰まっても、「えっと」「その」などと話し続けましょう」
    • 「聞く人は、面白い!初めて聞いた!という風に、頷いて興味津々で聞いてください」
    • 「テーマは、講座で期待していることです」
    • 「時間は3分です。3分間話し続けてください。それではどうぞ!」

ポイント
話しやすいと感じてもらうために、聞き手と話し手にしっかりとやり方を理解してもらいましょう。
講座のはじめで、まだ学習の準備運動を行っている段階なので、しっかり振り返らなくて 構いません。簡単に全体に問いかけて、次のワークに移りましょう。

(3) Think & Listen

  • 時間を見ておく。

(4) 交代して、Think & Listen

  • 交代して、聞き手だった人が、今度は話し手になる。

4 Think&Listen 振り返り

(5) 振り返り

  • 簡単に振り返る
    • 「話しやすかったですか?」
    • 「なぜ話しやすかったんでしょうか?」

5 深い欲を聞く アイデア出し

(1)説明

  • 進行例
    • 「今から深い欲を聞き出すインタビューをしていきます」
    • 「深いところにある望みをきくことができれば、ニーズやウォンツにあったものを提供することができます」
    • 「まずは、チーム分けをします」
    • 「どうすれば深い欲を聞き出すことができるか、それぞれのチーム内で考えてみましょう」

(2)チーム分け

  • 3人1組のチームに分ける。

(3)深い欲を聞き出す方法を考える (5min)

  • それぞれのチームで、深い欲を聞き出すために、どうするかを考える。

6 深い欲を聞こう アイデア出し 振り返り


7 深い欲を聞こう


 

(5)インタビューする(5min × 人数)

  • 深いところにある望みをきくためにインタビューをする。
  • 全員話し終えるまで、話し手と聞き手を交代しながら進める。
  • 見ている人は、観察。

ポイント
インタビュー後、振り返りをしますが、学びを深めるためにとても重要なので、しっかり と、学習者から振り返りを聞き出すようにしましょう。



8 深い欲を聞こう 振り返り


 

(6)振り返る (15min)

  • 資料に従って振り返る。
  • 話し手と聞き手のズレを修正するにはどうしたら良いかを考える。

9 深い欲を聞こう そう振り返り


 

10 KnowYourCustomerの真髄について探求しよう


 

(1)説明

  • 進行例
    • 「Know Your Customerの真髄を理解することで、相手に共感し、より深く、相手の望むところを理解することができます」
    • 「今から行うのは、顧客にインタビューするときに、本質的に重要なことです。これを知っていることで、テクニックも活用することができます」
    • 「それではこちらの資料に書いてあることを読んで、探求し、『どういうことか?』『なぜインタビューをするときに大切なのか?』を考えてもらいます」
    • 「それでは、まず、文章を読んで、どういうことなのか理解するところから始めましょう」

(2)Know Your Customerの真髄について探求する (10min)

  • 探求します

ポイント
ここでしっかりとKnow Your Customerの真髄に対する理解を深めます。学習者の言った ことを聞いて、質問を投げかけて学習を引き出しましょう。



11 KnowYourCustomerの真髄を探求しよう 振り返り


 

(3)発表 (10min)

  • 以下の項目を聞き出す。
    • 「どういうことでしょうか?」
    • 「なぜインタビューをするときに大切なのでしょうか?」

12 純粋な興味を持って聞く


 

(1)説明

  • 進行例
    • 「Know Your Customerの真髄を探求したところで、実際にインタビューしてみましょう」
    • 「インタビューする時には、さっき探求したことを思い出してください」
    • 「それでは、もう一度、インタビューしましょう」

(2) インタビューする (5min ×人数)

  • 聞き手と話し手、交代しながら進める。
  • 見ている人は観察する。

ポイント
ここでは、Know Your Customerの真髄を意識してインタビューをし、改善されたことを感じるところです。意識できるように、見えるところにKnow Your Customerの真髄が書かれた資料をおいて、インタビューに臨んでもらうと良いでしょう。



13 純粋な興味を持って聞く 振り返り


 

(3)振り返り

  • 資料に沿ってチーム内で振り返る。
  • その後、全体で学びを共有する。
  • 「深い欲を聞く」のインタビューと比べてどうか?

14 純粋な興味を持って聞く 総振り返り


 

15 文化人類学者のワーク


 

(1)説明

  • 進行例
    • 「Know Your Customerの真髄を探求したところで、実際にインタビューしてみましょう」
    • 「インタビューする時には、さっき探求したことを思い出してください」
    • 「それでは、もう一度、インタビューしましょう」

(2) インタビューする (5min ×人数)

  • 3人1組を想定。 聞き手と話し手、交代しながら進める。
  • 見ている人は観察する。

ポイント
最後のワークになります。このワークでは、2回のインタビューを行います。1回目が終 わった後に振り返りがあるので、そこで次やるならを考えてもらって、次のインタビューを行いましょう。最後のインタビューが終わった後に、「Know Your Customerの真髄を 実践していましたか?」と聞くと、「忘れていた」という人や、「意識して取り組んだ」人などが表れて、おもしろいかもしれません。



16 文化人類学者のワーク 振り返り


 

(3)振り返り

  • インタビュアーが「良かった点、改善点、次やるなら」で振り返る • 話し手は、ズレを指摘する

17 文化人類学者のワーク 2回目


 

(4) もう一度、インタビューする (5min ×人数)

振り返りを踏まえて、もう一度インタビューする。


18 アウトロダクション


 

(1)説明

  • 「お疲れ様でした。そろそろ時間なので、まとめをしたいと思います。家に帰ったら、思う存分触れますので、今後、もっと使い方を増やして、応用できるように、まとめをしま しょう」

(2)振り返る

  • 「今日、参加するまでに、Know Your Customerの真髄で学んだことを、意識して、仕 事の中で取り組んだ人はいますか」

(3) 学びを引き出す

  • 「今日学んだことは何ですか?どなたかお願いします」
  • 「いつもの学び方と、今日の学び方は、どう違いましたか?」
  • 「事前に試してみたけど、うまくいかなったのに、今はできるのは、なぜでしょうか?」
  • 「他には?」

(4) フォロアップを作る

  • 「今後、どのようにしていけば、もっと応用や、今日触れていない機能を使えるようになりますか?」

(5) こちらのアイデアを提案する

  • 必要に応じて、アイデアを提供する。
  • 「私たちは、小さくてシンプルなことで、どんどん使うことをお勧めしています」
  • 「何か この一週間で、できそうなアイデアはありますか?」

ポイント
時間が足りなければ、ファシリテーターがかなり主導しても構わないので、学びを振り返 ることをしましょう。振り返りがないと、高次な学習が意識に上らず、いつもの学び方に戻りやすくなります。