重要なお知らせ

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1 イントロダクション

(1)ウェルカム感をしっかり出す

  • 良い学習の場のために、参加者をしっかりと出迎える。
  • 待ってました!という感覚、受け入れられている感覚を作ることが大切。

(2)講座の開始を宣言する
– これからメタ文章術講座を始めます
– 今日、この文章講座を学ぶことで、書けば書くほど、文章がどんどん上手くなります
– 普通の文章講座とは違って、メタプロセスというものを使って文章を学びます。メタプロセスという考え方については後でわかるので、楽しみにしておいてください

ポイント
短く、シンプルに期待を高めるように開始を宣言しましょう。ワークショップはスタート が肝心です。長々とファシリテーターが挨拶をしてしまうと参加者が「教えてもらうモード」になってしまい、自分で探求して答えを作り出すのではなく、あなたから答えを教え てもらおうと考えてしまいます。期待を高め、ちょっとワクワクするような講座の全体像を伝える程度にして、すぐに次のワークへ進みましょう。


2 怪我自慢をしよう

(1)怪我自慢の説明

  • 苦手意識はありますか?どうですか?
  • 今から苦手意識を手放すワークをします
  • 今の感じで、苦手意識、愚痴になってもいいから、どんどん出しましょう
  • 5分はかりますので、そのあいだ、何周もグルグル回しましょう

ポイント
苦手意識について最初に訊くことによって、デモ代わりになっていますが、もし伝わって いなければ、ファシリテーターもデモをしましょう。あげてもらう失敗は、メールの送り相手を間違えたといったものではなく、友達に ◯◯を伝えるために文章を一生懸命書いたんですが、全然理解してもらえませんでした のような、文章を書いて失敗したことをあげてもらうようにしましょう。


3 怪我自慢をしよう 振り返り

(2)今の気持ちを確認する

  • (時間が来たら)はい、そこまでです。ありがとうございます!(拍手)
  • たくさん怪我自慢が出てきましたね
  • 今どんな気持ちですか?
  • 実は、コピーライターは、今のような感じで、愚痴やできない理由をたくさん書き出して、ゴミ箱に捨てたりします
  • さっそく次のワークに進みましょう。

4 失敗パターンを分析しよう

(1)チームに分ける

  • チームに分けましょう。基本的には、3人一組に分けるようにしましょう。

(2)失敗例をたくさん出す

  • それでは、先ほどの怪我自慢の要領で、失敗する理由をどんどんあげましょう
  • 失敗する理由をあげ終わったら、パターン化していきます

ポイント
パターン化する作業になれていない参加者がいる可能性があります。ファシリテーターは、 各チームをまわって、一つ、パターン化を学習者と一緒にやりましょう。そうすればあと は、やることを理解して取り組んでもらえるでしょう。解決策を考える時にはチームをシャッフルしてもいいですが、同じチームのまま別のチームの失敗リストを見に行ってもらうようにしても構いません。


5 失敗パターンを分析しよう 振り返り

(3)順番に発表

  • どんなパターンが出てきたかを発表してください

6 失敗パターンを分析しよう アイデア出し

(4)チームをシャッフル チームをシャッフルして、メンバーを混ぜましょう。

  • シャッフルする

(5)どうしたらいいか考える

  • どうしたらパターンが解決するかを考えましょう

ポイント
解決策を考える時には、具体的に考えるようにしてもらいましょう。例えば、アイデアを出すではなく、どうやってアイデアを出すのか?推敲するではなく、どのように 推敲するのかというように、具体的な解決アイデアを考えてもらいましょう。


7 失敗パターンを分析しよう アイデア出し 発表会

(6)発表する

  • 解決するアイデアを発表してください

ポイント
パターン化する作業になれていない参加者がいる可能性があります。ファシリテーターは、 各チームをまわって、一つ、パターン化を学習者と一緒にやりましょう。そうすればあと は、やることを理解して取り組んでもらえるでしょう。解決策を考える時にはチームをシャッフルしてもいいですが、同じチームのまま別のチー ムの失敗リストを見に行ってもらうようにしても構いません。
解決策を考える時には、具体的に考えるようにしてもらいましょう。例えば、アイデアを出すではなく、どうやってアイデアを出すのか?推敲するではなく、どのように 推敲するのかというように、具体的な解決アイデアを考えてもらいましょう。


8 メタプロセス研究


 

(1)説明をする

  • 今からメタプロセスに対して理解を深めるワークをしていきます
  • 手元にある資料を見てください
  • メタプロセスとはどういうものかを書かれたものと、具体例としてスキーの例が書かれた資料があります
  • これらの資料を使って、メタプロセスとはなんなのか?理解を深めましょう
  • 理解を深める過程で、分かりやすい例も考えてください
  • 後で他のチームに分かりやすい例を発表してもらいます

ポイント
資料に沿って議論を展開するのが苦手な人がいることがあります。そういう人がいる時に は、資料をゆっくり読んで質問をしながら、理解を深めてもらいましょう。
質問例:
「もし◯◯でなければどうなりますか?
「自分がこれまで取り組んできた趣味や活動、仕事で考えるとどうなりますか?
実践することで理解が深まるので、ここで完璧にメタプロセスについて理解する必要はありません。学習者の様子を見つつ、もやもやした状態にあっても、実践することで理解が深まることを伝えて次のワークに進みましょう。
場の様子を見て、もう少しメタプロセスについて深めたいと思ったら、ある程度時間を使って深めても良いでしょう。



9 メタプロセス研究 発表会


 

(2)議論して、分かりやすい例を考える

  • 議論する

(3)発表する

  • チームごとに順番に発表してもらいましょう。

9 メタプロセスで書く 1ターン目


 

(1)ワークの説明をする

  • メタプロセスを理解するためには、使ってみるのが一番です
  • とにかく使ってみましょう
  • やり方を説明します
  • まず書く内容を決めてください。書く内容が決まったら、その文章を書くプロセスを考えましょう。収集のプロセスでは、こういう風に情報を収集しよう、集めた情報を整理する時にはこういう風に情報を整理しよう。というようにです。
  • そうして、チームで書く手前の準備まで終わったら、書くところからは一人で取り組んでみましょう
  • それではまずは、書く内容をチームで決めましょう

(2)ワークをする

  • ワークを行う

ポイント
メタプロセスで文章を書いている時に、メタプロセスのことを忘れてしまう場合があります。探求中のチームに、「今プロセスのどこをしていますか?と質問をしてメタプロセスを意識してもらいましょう。
時間配分を考えてもらえるようにするためにも、5分ごとに時間をコールしてあげると良いでしょう。



10 メタプロセスで書く 1ターン目 振り返り


 

(3) 発表する

  • どんな文章が出来ましたか?

(4)良かった点、改善点、次やるならで振り返る

  • 自分のチームの良かった点、改善点、次やるならを振り返りましょう


11 メタプロセスで書く 2ターン目


 

(1)ワークの説明

  • ここまでのアイデアはご自身の経験から出したものです
  • 次は、先人の知恵、テクニックを使ってみましょう
  • 先人の知恵リストを配りますので、そこから各段階に使えそうなものを選んで実践しましょう
  • もちろん、持参していただいた書籍を使ってもらっても結構です
  • メタプロセスがもっとよくわかって、書けば書くほど伸びる体質になります
  • それでは早速取り組みましょう。まずは先人の知恵リスト、書籍などから、各段階で取り組むことを決めましょう

(2)先人の知恵リスト、書籍、インターネットなどから取りいれるものを決める

  • 資料を見るなどしてを出して、メタプロセスに追加してもらうよにしましょう

(3)期待する結果を書いて、文章を書く

  • 後で、実際の結果と照らし合わせるために、期待する結果を書き出してから、文章を書くようにしてもらいましょう。

ポイント
取り組んでもらうことは、1ターン目とそう変わりませんが、先人の知恵を活用して、プ ロセスを改善してもらいます。メタプロセスを意識してワークに取り組んでもらえるように仕向けましょう。
1回目と同じ文章を書いてもらうようにすると、1回目との違いが出て学びになるでしょう。もし、内容を変えたいチームがあれば、変えても構いません。あくまでメタプロセスを使ってみて、その結果はどうだったか?ということが大切です。
文章の読み合いはありませんが、もし時間に余裕があれば、読み合いをしても良いかもしれません。



12 メタプロセス 振り返り


 

(3)発表する

  • 期待する結果と実際の結果は何になりましたか?どう違いましたか?
  • 学んだことは何ですか?良かった点、改善点、次やるなら、予期せぬことなどから発表してください

(4)学び方を振り返る

  • いつもの勉強方法と、この2回はどう違いますか?
  • なぜうまくいきましたか?あるいは、うまくいかなかったのですか?

(5)メタプロセスの説明を読み返して発表してもらう

  • どれくらい理解できましたか?
  • 理解を確かめるためにも、もう一度説明を読んで、わかったこと、まだわからないと感じていることをシェアしてください。

13 短期集中で上手くなる方法を作る


 

(1)ワークの説明

  • これまではチームで取り組んできましたが、今度は一人で取り組んでみましょう
  • やることは同じです。これまでと同じように、各段階の計画を立てて、期待する結果を書き出して、文章を書いていきましょう

(2)チーム内で回し読み・フィードバック

  • 文章が書けたら、チーム内で回し読みして、お互いにフィードバックをしていきましょう

(3)振り返り

  • 一人でやってみてどうでしたか?
  • 一人でやるべきところと、誰かに手伝ってもらった方がいいと思うところはあります
    か」
  • 自分の得意なパターン、不得意なパターンはありましたか?

ポイント
今度は一人でメタプロセスに取り組みます。一人になったことによって、文章が書きづらくなる人もいるかもしれませんが、メタプロセスに立ち返ってもらって、どのプロセスを 改善すると、文章が書けそうかを一緒に考えてみましょう。


14 まとめ


 

(1)ワークの説明

  • メタプロセスで文章を書いたところで、もう一度、メタプロセスについて考えてみましょ う
  • 今日の3回の経験を振り返って、分かりやすく説明しましょう
  • 説明する時には、ペアになってお互いに説明しあいます
  • まずは、チームで、3回の経験を振り返ってメタプロセスとは何か?について話し合いましょう

(2)チーム内で、メタプロセスとは何かについて話す

  • 体験したことを振り返って、メタプロセスとは何かを話す

(3)ペアになって発表しあう

  • ペアになりましょう
  • 順番に、メタプロセスについて理解したことを、自分の言葉で分かりやすく説明してみましょう

ポイント
ここまでで3回、メタプロセスを使っているので、メタプロセスについて理解が深まって いることが確認出来ると思います。
ペアになって話あってもらう時には、Think & Listenという方法を使って、話す人にはメ タプロセスについて頭によぎったことを話してもらいましょう。聞き手には、興味深そうにウンウン頷きながら話を聞いてもらうというようにしましょう。