重要なお知らせ

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1 イントロダクション

(1)ウェルカム感をしっかり出す

  • 良い学習の場のために、参加者をしっかりと出迎える。待ってました!という感覚、受け 入れられている感覚を作ることが大切。

(2)講座の開始を宣言する

  • 「これから『Evernote講座』を始めます!」と開始を宣言し、拍手で盛り上がる雰囲気を 作りましょう。Evernote を使うとできるようになることを具体的に伝え、ワークショッ プの期待を高めましょう。
  • Evernote 講座でできるようになることの例は、以下です。
  • この講座ではたった3時間で、Evernote の使い方を学ぶだけではなく、自分なりの Evernote の使い方を発明できるようになってもらいます。」

ポイント
短く、シンプルに期待を高めるように開始を宣言しましょう。ワークショップはスタート が肝心です。長々とファシリテーターが挨拶をしてしまうと参加者が「教えてもらうモード」になってしまい、自分で探求して答えを作り出すのではなく、あなたから答えを教え てもらおうと考えてしまいます。期待を高め、ちょっとワクワクするような講座の全体像 を伝える程度にして、すぐに次のワークへ進みましょう。


2 Good & New

(1)説明

  • 「Good&New とは、新しくて良かったこと、両方を含むものを発表して、拍手をもらう ゲームです」
  • 「例えば、こんな感じです(言葉で説明するより、実際にやってみせる)」
  • 「今、ここにいて幸せ!」というのもアリです。枠から飛び出していく様子が生まれたらすごく場が活性化します。

(2) 全員で拍手する

  • 「競争と言いましたが、回っている回数がよくわからなくなりました。」
  • 「ということで、全員に拍手!」

ポイント
Good&Newは、説明を何度も繰り返すより、「実例を見る」ほうがわかりやすいです。 実例を見せましょう。もちろん、事前に考えておいたほうがスムーズですが、その場でひねり出す様子のほうが、参加者には良い見本になります。
「緊張はほぐれましたか?」と聞く必要はありません。
ワイワイとした雰囲気を維持して、そのまま次のワークにスムーズに入りましょう。


3 ボタンクイズ

(1)説明

  • Evernoteを使いこなすための重要な感覚が身につくゲームであることを伝えて始めましょ う。
    • 「ボタンクイズの資料を見てください」
    • 「今から、ボタンのアイコンだけを見て、そのボタンを押すとどのようなことができるのかを考えてもらいます」
    • 「1つやってみると、このボタンだと〇〇です」
    • 「やり方がわかりましたか?このワークは、机ごとにチームで協力してやってくださ い」
    • 「では、早速始めましょう。スタート」

(2) 探求

  • 探求の様子を見ながら
  • 「間違えても大丈夫なので、予想してみましょう」と声をかける
  • 「時間内になるべく全部埋めましょう」と声をかける

ポイント
ボタンクイズはチームで行います。みんなでアイデアを出し合いながら、ワイワイやって もらいましょう。次のワークは、実際にEvernoteのボタンを押して、機能を探求するワー クで、このワークはそのフリになっています。 答え合わせが終わったら、素早く次のワークに移りましょう。



4 ボタンクイズ 発表


 

(3)答え合わせ
• 答えの資料を配って、答え合わせをしてもらう
• 一通り答え合わせが終わったら、スムーズに次のワークに進む


5 機能探求ゲーム


 

(1)説明

  • 「今から、早速Evernoteを触って、Evernoteの機能を探求してもらいます」
  • 「このワークを行えば、使ったことがない機能や新しい機能が追加されても使いこなせるようになります」
  • 「では、早速始めるのですが、わかりやすくルールを説明するためには、前でデモをするので、前を見てください」
  • デモで、1つ2つの機能を5ステップで探求してみせる
  • 「ルールを理解できましたか?では、チームで協力してやっていきましょう」
  • 「私は、パソコンが苦手だという人が操作をしてください」
  • 「では、スタート」

(2)探求

  • 「ゆっくりでも構わないので、5ステップのルールでやりましょう」
  • 「慣れてきたら、どんどんボタンを押してみてもOKです」

ポイント
このワークでは、実際にEvernoteを触るので、苦手意識が強い人は、混乱している可能性 があります。首を傾げたり、困っている人がいたら、5ステップでの探求を促して、いくつかの機能を一緒に探求してみましょう。苦手な人が多い場合は、時間を延長してじっく りワークを行いましょう。
このワークは、後の「Evernoteセールスパーソン」ワークのフリになっています。この ワークで、何となくEvernoteでできることを理解しておけば、「Evernoteセールスパーソン」ワークがうまくいきます。 振り返りで、5ステップでの探求の仕方、いつもと違う学び方について触れましょう。



6 機能探求ゲーム 発表会


 

(3) 発表

  • 「それでは、チーム毎に前に出てきて発表してもらいます」
  • 「探求して発見した面白い機能や、使ってみたい機能を発表してください」
  • 「では、〇〇チームからお願いします」

(4) 振り返り

  • 「このワークを少し振り返ってみましょう」
  • 「普段、5ステップのように探求したことはありますか?」
  • 「普段の触り方とどう違いますか?」
  • 「この後、どう役立ちそうですか?」

7 Yes Becusse Andワーク


 

(1)説明

  • 事前にチーム分け(23チーム)をしておく
  • 「今から、YesBecauseAndというアイデア出しゲームをやってもらいます」
  • 「このゲームをやれば、たくさんアイデアが出る状態になります」
  • 「ルール説明をするのですが、実際にゲームを見てもらった方がわかりやすいので、前を見てください」
  • デモをする
  • 「ルールは理解できましたか?」
  • 「テーマは【〇〇な温泉旅館があったらいいですね】
    です」
  • 「それではスタート」

(2) 探求

  • 必要に応じて、介入をする
  • ぶっ飛んだ意見を歓迎する
    • 「どんなに馬鹿げたアイデア、ありえないアイデア大歓迎です」
    • 「横の人がヒントをあげたりしてもOKです」
    • 「正しくなくてもOKです」

ポイント
このワークは、次の「Evernote セールスパーソン」ワークのフリになっています。このワークでたくさんアイデアが出る状態になっていると、「Evernote セールスパーソン」ワークが盛り上がります。「どんな意見でもOK」「無茶なアイデア大歓迎」という雰囲気を作り出しましょう。テーマを事前に考えておきましょう。
ワークが終わったらスムーズに次のワークに向かいましょう。



8 Evernoteのセールスパーソンになろう


 

(1)説明

  • 「今からEvernoteでYBAゲームをしてもらいます」
  • 「このワークをするとEvernoteの活用アイデアがどんどん出るようになります。リラックスして、楽しんでやりましょう」
  • 「ルールは、さっきのワークと一緒なのですが、Evernoteのセールスマンになりきってやるという設定を追加します」
  • 「言葉で説明するより、見てもらった方がわかりやすいので、デモを見てください」
  • デモをする
  • 「ルールは理解できましたか?」「それではスタート」

(2) 探求

  • 必要に応じて、介入をする
  • ぶっ飛んだ意見を歓迎する
  • 「どんなに馬鹿げたアイデア、ありえないアイデア大歓迎です」
  • 「横の人がヒントをあげたりしてもOKです」
  • 「Evernoteには、どんな機能がありましたか?」
  • 「正しくなくてもOKです」

(3)振り返り

  • 「このワークを少し振り返ってみましょう」
  • 「今回、Evernoteを触ってみる前にこのようなゲームをしましたが、これはEvernoteを触る時にどう役立ちそうですか?」
  • 「普段このようなプロセスでやることはありますか?」

ポイント
このワークは、次の「試作品を作ろう」ワークのフリになっています。このワークで出た Evernote 活用アイデアが、試作品を考えるきっかけ、アイデアになります。できるだけ、 たくさんアイデアが出るように、盛り上げましょう。現実的では、なさそうなものでも OKです。参加者が正しさを求めないように注意しましょう。
余裕があれば、ワーク中に出たアイデアをメモすると良いでしょう。その場合は、チーム に一人メモ係を決めましょう。(メモ係もワークに参加します)
振り返りの時には、普段やらないようなプロセスでEvernote を探求していることを振り 返ってもらいましょう。そして、「目標を先に考えて、それを実現するアイデアを後から考える、という姿勢が大事」のような意見が出てくると理想です。
「休憩中に、どのアイデアを形にしたいのかを考えてください」伝えておくと、次のワークがスムーズに進みます。



9 試作品を作ろう1


 

(1)説明

  • 「今から集大成のワークをしてもらいます」
  • 「先ほどのワークで出たEvernote活用例をもとに、実際にEvernoteを使って試作品を
    作ってもらいます」
    「このワークを終えると、自分のアイデアをEvernoteで実装することができるように
    なります」
    「今日学んだことを全て総動員して、試作品を作りましょう」

(2)試作品を作る

  • 探求の様子を観察し、必要な介入をする。
  • 「どんな試作品を作ろうか迷っている人は、どのような問題を解決したいのか書き出し てから、考えてみましょう」
  • 「完璧ではなくても大丈夫です」
  • 「隣の人にアイデアをもらったり、ヒントをもらったりして協力しましょう」

ポイント
このワークでは、今日学んだことを全て総動員して、試作品を作ってもらいます。試作品 を作る段階で、「どのようなものを作るか」迷っている人がいれば、アイデア出しを手伝っ たり、他者にアドバイスをもらったりできるように介入しましょう。


10 試作品を作ろう1 発表会


 

(3) 発表する

  • 一人ずつ前で発表するのが望ましいですが、時間などによっては、チーム内で発表しましょ う。
  • 「それではできているところまでで良いので、発表していきましょう」
  • 「発表の仕方は、このようにしてください」
  • 「こんな課題を解決するために、〇〇を作りました」(その後、試作品を見せる)
  • 「発表の仕方は分かりましか?では、〇〇さんから、お願いします」

(4) チームごとに、フィードバック

  • 発表後、チーム内で「良かった点、もっと良くするには」のフィードバック会をしましょう。
  • 「これは、どうやってやったの?」などの作り方に対する質問もOKです。
  • キリの良いところを見て、次のワークに移りましょう。

ポイント
発表は、「〇〇を解決するために、〇〇を作りました」という言葉から始めるようにしましょう。発表後は、チーム内で改善アイデアをもらったり、「どのように作ったのか」質問大会を したりしましょう。キリの良いところを見て、次のワークに移りましょう。


11 試作品を作ろう 2


 

(1)説明

  • 「では、今もらった改良アイデアをもとに、試作品をさらに改善していきましょう」
  • 「では、どうぞ」

(2)試作品を改善する

  • 探求の様子を観察し、必要があれば介入をする。

ポイント
ここまでくると、ファシリテーターが介入せずとも、参加者が自らでどんどん探求してい きます。もし、困っている人がいら場合は、必要な介入をしましょう。
時間がきたら、最後のまとめに入りましょう。


12 アウトロダクション


 

(1) 説明

  • 「お疲れ様でした。そろそろ時間なので、まとめをしたいと思います。家に帰ったら、思う存分触れますので、今後、もっと使い方を増やして、応用できるように、まとめをしましょう」

(2 )振り返る

  • 「今日、参加するまでに、最初にYBAゲームをしてから、Evernoteを触るという順番でやったことがある人はいますか?」
  • 「このやり方はどうでしたか?」
  • 「実はEvernoteで挫折する大きな原因が、目標を立てずにいきなり、Evernoteを触ってしまうことにあります」

(3) 学びを引き出す

  • 「今日学んだことは何ですか?どなたかお願いします」
  • 「いつもの学び方と、今日の学び方は、どう違いましたか?」
  • 「事前に試してみたけど、うまくいかなったのに、今はできるのは、なぜでしょうか?」
  • 「他には?」

(4) フォロアップを作る

  • 「今後、どのようにしていけば、もっと応用や、今日触れていない機能を使えるようにな りますか?」

(5) こちらのアイデアを提案する

  • 必要に応じて、アイデアを提供する。
  • 「私たちは、小さくてシンプルなことで、どんどん使うことをお勧めしています」
  • 「何かこの一週間で、できそうなアイデアはありますか?」

ポイント
時間が足りなければ、ファシリテーターがかなり主導しても構わないので、学びを振り返 ることをしましょう。振り返りがないと、高次な学習が意識に上らず、いつもの学び方に 戻りやすくなります。