5 ボール投げ実験 3回目
閲覧するには、ログイン(ここをクリック)してください
【第3回目の探求】ブリーフィングしてから探求
(1) ブリーフィング
- 説明: 「お互いの取り組みや、ここまでの探求を振り返って、これからどう探求するか? について簡単に打ち合わせをしましょう。ブリーフィングと言います。時間は2minです。 どうぞ」
- 重要なことは「ブリーフィング」をすることで、どう探求するか?を考えさせることです。 しかも、これまでの探求を踏まえて、これからどうするか?を考えることで、探求の仕方 を探求しながら、探求する意識状態に持っていきます。
- 時間は、2minと短くてOKです。 大事なことは、さっさと次のサイクルに入ることです。
(2) 探求する (5min)
- ブリーフィングの終了を知らせて、5min の探求を開始します。基本的に任せてしまって OKでしょう。どうしても、詰まっているチームがあったら、これまでにやってないことをやってみるアドバイスをしてみましょう。もしくは、天才カードを使うように仕向けて みましょう。
(3) 振り返り (3min)
– 説明: 「ブリーフィングのアイデアは活かせましたか?」「簡単に今の探求を振り返っ てみましょう」と伝える。ブリーフィングの結果と、実際の探求結果を振り返るように仕向けます。そのためには 「今の探求を振り返ってみよう」と伝えることが大切です。
【第4回目の探求】人に教えるつもりで探求する
(1) 説明
- 説明: 「では、4回目の探求に入りますが、4回目の探求が終わったら、他のチーム に「どうやって投げたらいいか?」をアドバイスしてもらいます。ですので、人に説明で きるように探求をしてください」 「人に説明できるように、どんな風に投げているのか?どう意識したらいいのか?などを 探求しましょう」
- 「ではどうぞ」
ポイント
人に教えるつもりで探求することで、自分がやっていることを深く、細かく みるようになります。そのように仕向けましょう。拡散していた様々な実験を「収束」させます。
(2) 探求 (5min)
– どんどん探求をさせましょう。それぞれが、どんな風に探求しているか?を観察して、 フィードバックに利用しましょう(こんな風に探求してましたね!と伝える)
(3) 「人に教えるつもり」を振り返る
- 説明: 「人に教えるつもりで探求したら、どんな違いがありましたか?」「今までの探 求とどう違いましたか?」と聞いて、チームから1, 2人当てて意見をもらいましょう。
- 人に教えるつもりで探求したこと自体を振り返りましょう。
【第5回目の探求】パターンを考えて、違うことを試す
(1) お互いのメソッドを教えあう
- 簡単にお互いのメソッドを教えあうようにしましょう。チームの代表に出てきてもらって、 こうやって、こうして、こんな風にしたらうまくいくよ!をデモしてもらいます。それぞれのチームに発表を行ってもらいます。
(2) パターンを見出す
- 全チームが発表し終わったら、「パターン」「これは正しいと思い込んでいる、決めてい る前提、傾向」を考えてもらいます。
- 説明: 「チームごとに、結構違う探求をしていますね。それぞれ、何らかのパターン、 これは正しいという前提、仮設があるはずです。それは何でしょうか?考えてみましょう」
- 次に、それを発表しあうようにお願いします。
(3) パターンを破って探求するためにブリーフィングする (2min)
- 説明: 「自分のチームのパターン、仮説を知り、他のチームの仮説も知りました。いい とこ取りをして、もっとうまくなってみましょう。では、2minブリーフィングしてから、 実際に探求を開始しましょう。」
(4) 探求する (8min)
- 時間があれば、 8min ぐらい探求してもらう
(5) 発表会誰かにお願いして、どんな風に考えて、どんな風に投げれば良いか?を発表して、デモしてもらう。
- 「すごくうまくなりましたね!」と全員に確認し、まとめのワークに入る。
ポイント
大事なことは、この5つ探求と、その探求ごとに行う説明、ワークをリズムよく、テンポ よく進めていくことです。ちょっとした言葉がけの違いが、学習の方向づけを決める可能 性があります。しっかりとイメージトレーニングを行なっておきましょう。
また、探求を促すためには、ガムテーム、ひも、画用紙、ボールも何種類もあった方が良 いです。これらを準備して、楽しく、創造的になれるように導きましょう。
そして何よりも大切なのは、「ボール投げが上手くなること」が最終目的ではないことで す。学習サイクルを回し続けることを体験することです。