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toiee Lab magazine

なぜ、ラーニング・ファシリテーションを学ぶのか?

ラーニング・ファシリテーション型の教育が必要な意義・意味とは?

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5. 現代教育への要求と課題

2019.04.29 月

人類は、年々、全員賢くなっている

現在、脳科学ブームは、まだ続いています。様々な研究が行われていますが、その歴史を見れば「明らかなこと」があります。

それは、「人類は、年々、全員賢くなっている」ということです。

ある研究では、ずっとIQが上がり続けていることが明らかになっています。そこで、IQテスト自体を難しくし続けているのが現状です。

もちろん、あなたも例外ではない

あなたは、8%の消費税を暗算できますよね?

もし、200年前なら、天才の所業でした。エリート中のエリートだけが、なせる技でした。

今や、誰でも(小学生)でもできます。また「複利」という概念すら知っています。

同様に、アニメ、漫画、小説が難解になって、普通の基準が上がっているますが、理解して楽しんでいます。簡単なストーリーは先が読めすぎて、退屈にすら感じています。

つまり、難解なロジックを理解する力が上がっています。

ボキャブラリーも、30年前に比べて非常に増えている(ボキャブラリーって知ってますものね!)

高度な機器を難なく使いこなしている

生活面で振り返れば、スマホ、メール、写真の送信、共有なども、習うより慣れよで、使いこなしています。また、様々な場所が高度化されているにもかかわらず、切符の購入、ATMなどもこなしています。

つまり、大前提として「あなたは、ものすごく高度なことを学べている」ということです。

よく学べたものと、学べなかったもの

ところで、あなたには、「よく学べた経験」と「途中で挫折した経験」の事例が豊富にあると思います。

この経験を分析すれば、自ずと「学習について、重要な示唆」が得られるはずです。例えば、

  1. よく学べた経験をリストアップし、共通点を見つける
  2. 途中で挫折した経験をリストアップし、共通点を見つける
  3. 二つを比べて、共通点、決定的な違いなどを探る
  4. 実際に検証してみる

このようなシンプルな方法を使うことで「よく学べる時」を明らかにすることができます。

そして「個人差」を十分に反映できるように、シンプルかつ、原理原則になるように理論を整理します。

そうすれば「使える学習理論」が生まれます。

ところが・・・現状は簡単ではありません。

学会はケースバイケース、現場はハウツー

上記の手順を繰り返すことで、「効果的な学習理論」が生まれ、世に広がっても良さそうですが、現実は違います。

なぜでしょうか?

実は「学会(学術の世界)では、事例研究」か「重箱の隅」を突く研究が主流です。そして、教育現場は「ハウツーで育てられた教師が、同じようにハウツーで教える」という状態になっています。

事例研究の現在の状況

事例を英語ではケースと言います。研究はスタディと言います。つまり「ケーススタディー : 事例研究」です。事例研究の実態を分かりやすい「事例」で説明します。

あなたが、悩んでいることを専門家に相談したとします。すると、専門家は、あなたの話を聞いて、様々な過去の事例を紹介します。そして最後に決め台詞を言います。

「まぁ、ケースバイケースだから」

こんな風に言われたら、あなたはどうしますか?

重箱の隅を突く研究

一方で、重箱の隅を突くような研究も多くあります。いつかは、厳密な答えを得られるかもしれませんが、現場で働く私たちには役立ちません。

例えば、「ランダムな文字列を覚える時、3日後か4日後に復習すると、定着率が14%アップした」「ただし、3日か4日かは、統計的に優位な数字が出せない」

さて、どう応用しますか?復習は単に「3日後」にすればいいのか?といえば、そんな単純なことではないことは、中学生でも理解します

ハウツーに頼る現場

アクティブラーニングの号令のもと、現場は混乱しています。嘘のような本当の話ですが、「 先生が「アクティブに」と勘違いして、すごくテンションを上げて授業する先生」がいたりします。

さらに

  • こうすれば、こうなる
  • ああすれば、こうなる

というハウツーを読んできて、授業をする先生たちも少なからずいます。教師本人が「アクティブ(能動的)に、ラーニング(学習)」していないのに、どうやって子供に「アクティブラーニング」をさせるのでしょうか?

言語よりも、非言語、先生のあり方、模範を見て、子供達は真似をします。

知識のアップデートに耐えられない現場

さらに、教える内容が、どんどん高度化しています。例えば、そろそろ、理科は、電子を粒として教えるのではなく、量子論的に捉えるように教える必要があるかもしれません。

さて、ハウツーで理解してきた先生達は、どうやって自力で量子論的解釈を理解するのでしょうか?

もし、誰かに学び方を教えてもらってしか教育ができないとしたら、教科書がアップデートされたら、教えられません。

そこで、「盲目的に、やり方を教えるしかない」のが現状です。

もっと良い方法はないのでしょうか?

【まとめ : 現代教育の限界】
(1) 私たち人類は、年々IQが上がり続けている
(2) 経験的に「よく学べた時」「学べなかった時」を知っているが・・・
(3) 良い教育理論がない、理由は「学術にこだわっている」こと
(4) 現場は、ハウツーが広がり限界になっている
(5) 現代の教育システムは、知識のアップデートに耐えられないし、学ぶ力を奪う
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コンテンツ一覧

  • 1. 技術革命と教育

  • 2. 乱気流の時代

  • 3. 前例のない、社会問題

  • 4. どう解決するのか?

  • 5. 現代教育への要求と課題

  • 6.ラーニング・ファシリテーションの必要性

  • 7.ラーニング・ファシリテーションとは何か?

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私たちは「人の学習とは何か?」「学習のメカニズムは、どうなっているのか?」について、システム論の立場から定義し、より良い教育、教材設計について研究しています。

私たちのとっての研究成果は、「一人一人の成長」です。私たちは、現場で先生方と共に働く在野の研究機関です。

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