IT弱者がWordPressを克服した方法(1)
こんにちは
toiee Lab 亀田です。
最近、すごく忙しいです。
家に帰れば、二児のパパ。
工作を手伝ったり、お風呂に入れたり、寝かしつけたり。土日は、家族サービスも兼ねて料理を作ったり(好きで、得意ですが・・・)。
最近は、5歳の息子が「マラソンしよう」と謎の誘いを。
勉強する時間がない!!
そんなこんなで、家でゆっくりと勉強する時間はありません。
仕事場も、若手の育成、マネジメントなど、目の前の仕事で忙殺。本を読む時間が取れません。
しかし、それでも「私たちは、学び続けなくてはいけない」です。
そうしないと、あっという間に知識は古くなって、使い物にならなくなります。より成果を上げて、貢献するには「継続的な学習」は欠かせません。
とっておきの勉強方法
そんな忙しい私たちにピッタリの学び方があります。それは「オーディオ」です。
オーディオで学べば、3つの良いことがあります。
1. 隙間時間、雑務時間が勉強時間に変わる
最近、オンラインコースが流行っています。「いつでも、どこでも」学べるような錯覚になっていますが、嘘です。
オンラインコースで学ぶには、
- スケジュール調整をして、
- 集中できる時間を確保し
- パソコンの前に座る、ノートを用意する
実は、オンラインコースは、オフラインの講座や勉強会より「意思力」が必要です。
講座や勉強会なら、途中で退席する方が意思力が必要です。また、会場まで足を運んだなら、途中で帰る方がもったいないです。
ところが、オンラインコースは、「また、後で」「また今度」「おやつを食べてから」と、簡単に後回しにします。後ろめたさもゼロです。なので、オンラインコースでは、なかなか何かを学べるようになりません。
ところが、オーディオなら、この状況が、大きく変わります。
オーディオで学ぶとは、「耳が空いていて、他に何もできない状況」を全て学習の機会に変えることです。
もう一度言いますね。
「耳が空いていて、他には何もできない状況」
これが、全て学習の機会になります。
さて、あげてみましょう。
- 運転中
- 通勤、通学で本を広げられない時
- 家で洗い物、家事、洗濯している時
- ウォーキング中
- 子供が寝静まって、横になっている時
他にも、いろいろあると思います。考えてみてください。
これらの時間を合計すると、1日に2時間ぐらい作れる可能性があります。しかも、毎日、定期的な時間になることが多いです。友人の一人は、「畑仕事中に」オーディオを聞いている人もいます。
2. 繰り返し学習ができる
ところで、「主に、インプットで何かを学ぶ」ときは、「繰り返し学習」がとても有効です。
例えば、書籍で勉強する場合、3回、4回と読み直すと、非常に素早く知識が手に入ります。ある方は、東大合格のために教科書を7回読めばいいというメソッドを提唱しているぐらいです。
なぜ、繰り返し学習が有効なのでしょうか?
知識は「全体と部分」が相互作用して構成されています(脳の構造も影響しているでしょう)。1回目の読了で「全体像」を把握します。そして「全体がわかったからこそ、部分が分かる」となり、2回目の読書では、たくさんのことを発見します。
そして、もう一回読んでみると、「部分の細いことがわかったが故に、もっと詳細な全体像が分かる」ということが起こります。
以下のように書籍やオーディオを聴くと良いです。
- 2倍速で全体をざっと聞く
- 1.5倍あるいは、1倍で聞く
- 2倍速で全体をざっと聞く
隙間時間を見つければ、「3回聞く」は可能です。その度に「こんなこと話していたっけ?」と気づきがたくさんあるでしょう。その驚きは、そのまま脳に刻み込まれて、あなたのものになります。
3. 新しい考え方、姿勢が自然に身につく
耳から学ぶ「最大の利点」かもしれません。
私たちの脳は「繰り返されたもの」を自動的に重要なものと位置付けて、長期記憶に保存します。条件はただ「繰り返されたもの」です。どんなことも、繰り返せば、退屈でもできるようになりますよね?タイピングとか。
これは、すべてのことに当てはまります。
特に「耳で聞く」というのは、太古の昔から人が情報を得る手段で、最古の方法です。文字が発明されて、文字を当たり前に読むようになったのは、人類史で考えれば、最近のことです。オーディオつまり、「耳で情報収集する」は、より古く、脳に影響を与えやすい方法と考えられます。
実際、オーディオで「新しい考え」を繰り返し聞くと、自然とそのような振る舞い、考える傾向を生み出せるようになります。「面白い」「このように考える姿勢を身に付けたい」など「姿勢、思考、考え方」を身につけるに、オーディオ学習はぴったりです。
オーディオ学習のためのアプリ
購入から視聴までできるアプリ
忙しい私たちにとって、すぐ聞ける!という利便性は、重要な要素です。また、学習の観点から考えた時、倍速、未読管理などがしやすいアプリが良いでしょう。そうなると、書籍の朗読系は、以下の2つになります。
- Audible (オーディブル) ・・・ 独自アプリあり
- FeBe (フィービー) ・・・ 独自アプリあり
一方で、個人が販売している「オーディオセミナー」を「いますぐ」「簡単に」「便利に」聴くには、
- 倍速再生ができる
- 未読、既読管理ができる
- 簡単に取り込める
アプリとなると、なかなかありません。いくつか試して目をつけたのは、どちらも「標準アプリ」です。以下は、iPhone(iPad)ユーザー限定になります。
Podcast アプリ
Podcastアプリは、倍速、未読管理ができます。
さらに「事前にダウンロード」しておくなども可能です。容量の節約なども簡単です。個人で購入したオーディオブックなどを全て「Podcast化」することを考えました。
いっそのこと「自分の持っているオーディオセミナーをPodcast化」するサービスでも開発しようか?と思ったほどです。(時間が作れたり、toiee Labのリソースが増えてきたら検討します)
toiee LabはPodcastに対応させました
toiee Lab のオーディオ教材は「Podcast化」しました。結果、「iPhone、Android端末上で、URLクリックするだけ」で、直ぐに、聴き始めることができます。
もし、自分が顧客だったら?と考えて、このようにしています。
追伸:
WP+α塾のサイトです (これもWordPressで作られています)
気づいたら社内のITレベルがどんどん上がっていて、
焦っている社内イチのIT弱者のコウタです。
亀田から、「WP+α塾の収録するけど、わかってない人がいいからコウタくん聞き役してよ」と言われて、収録に付き合うことになりました。
その結果、WordPressに対して自信ができて、
社内で頼られるようになりました。
今回は、その全貌を共有します。
toiee LabにいるとITレベルが上がる
toiee Labでは、情報学の博士号を持っている亀田が代表をしています。
前の会社はソフトウェア会社で、20,000人ほどの顧客を持っていました。
当時、たった4人で回せるように、あらゆるところをシステム化していました。
その名残でtoiee Labも、Webサービスを駆使する傾向があります。
例えば、メール配信にはMailerliteを使っており、会員サイトに登録したら、自動でMailerliteに登録されるようにシステム化もしています。
資料の共有はEvernoteでどんどん行い、チームで連絡を取り合う時には、Slackを使います。
最近では新しくHelpScoutを導入し、サポートを手早く行っています。
気づけば取り残された
僕は講座設計を担当しています。
ITよりは、紙や付箋を多用、ホワイトボードは必須のアイテムです。
ちょっと「高度なことをやって」ピノキオでした。
しかし、気づけば、周りのメンバーのITレベルが高くて
腰を抜かしそうになりました。
「ちょっと手が空いているなら手伝って!」
「Mailerliteでメールを予約しておいて」
と言われて、大混乱。
えぇ、これ僕以外みんな使えるの?
っていうか、亀田さん、設計の仕事をしているのに、
抜け駆けして使いこなしているし…
実は、WordPressに挫折したことがあります
そんなIT苦手な僕ですが、大学生の頃にWordPressに挑戦したことがあります。
もちろん、ご想像の通り「挫折」しました。
挫折の漢字のイメージでは、膝を折る感じですが、
複雑骨折レベルの「挫折」をしました。
趣味で撮影している写真のポートフォリオサイトをつくりたいと思って、
WordPressをかじってみました。
英語が少しだけ得意なので、海外のオンラインの無料講座も受講しました。
ところが、学べば学ぶほど、WordPressが大嫌いになりました。
「わからなすぎる!」
そんな状態で、サークルのサイトの更新を頼まれました。
そのサークルでは、あの憎きWordPressを使って運営していました。
一応、マニュアルを渡され、なんとか作業だけはできたのですが、、、
「自分が何をやっているのか?」
「なぜ、このボタンを押しているのか?」
「この順番であっているのか?」
なにもわからず、恐る恐るボタンを押す日々でした。
「知らないボタンを押したら、データが全部吹っ飛ぶんじゃないか」
ビクビクしながら、WordPressを触る日々。
なんとか繰り返しで、同じ操作だけはできるようになったものの、
「もうWordPressの管理をしたくない…」
最終的に、僕に残ったのは苦手意識だけでした。
白羽の矢が立った
以来、WordPressに苦手意識があったので、そんな僕でも(僕すら、僕ごときが・・・)、わかるように説明すれば、多くの人に役立つとの配慮で、白羽の矢を立てられました。
白羽の矢を立てられたとき、生贄にされたというよりも、「福引に当たった」ぐらい嬉しかったです。
「今度こそ、使えるようになりそう」と思いました。
なぜなら、今では、ITスキルの面では、僕の上をいくtoiee Labメンバーも、もっとレベルが低かったからです。
例えば、「新しいアプリは基本入れません」という方針を持つ人や、いちいち「これで、大丈夫ですか?」と心配する人たちだったのです。
彼らは、「社内のテスト講座」を受講し続け、ちょっとしたITスペシャリストになっています。
そんな様子を見ていたので、「オンライン講座を生で受けられる」なら、彼らの尊敬を集められるレベルに到達するのでは?と期待をしました。
とは言え、期待に胸を躍らせつつも、
一度挫折しているものですから、
「本当に理解できるのだろうか?」
という不安もありつつ、収録に臨みました。
なかなかWordPressに入らない
最初に「インターネットの仕組み」をわかりやすく図解されました。
続いて、DNS、サーバー、クライアントと収録は進みました。
説明はわかりやすいし、面白いけど、
これってWordPressと関係あるのかな?
と思いながらもどんどん、データベースや、
データベースサーバー、ポートなどについて収録していきました。
最初は亀田から「前提知識が大事なんだよ」と言われても
ピンときませんでしたが、これが後で、すごいインパクトをもたらしました。
徐々に説明を聞かなくてもわかるように
気づけば、WordPressについて聴く頃には、
前提知識が十分ある状態になっていました。
WordPressってこうです!と言われたら、
「あぁ、なるほどな」となりました。
さらっと書いてますが、一度挫折して苦手意識まである僕が
そう思えるのは、すごいことですよね。
ローカル環境にWordPressを探求するための環境を作ると言われても
「はいはい、了解」となりました。
初めて見るXSever(レンタルサーバー)の設定画面も、全然苦になりません。
欲しいものを見つけて、クリックして、
「あぁ、こうなってるんだ」と触れるようになりました。
何かがわからない時は、前提知識が大事
あなたがもし、WordPressがよく分からないと思っていたら、
ここまで話してきたように
- インターネットの仕組み
- DNS
- クライアント
などのWordPress以前の知識を学んで、
もう一度、WordPressに挑戦してみましょう。
前提知識をしっかり学ぶことができれば、
「はいはい、了解」と言って
WordPressを触れるようになります。
前提知識は、どう集めるのか?
前提知識を集める方法については、
また別の記事でお話ししたいと思います。
楽しみにしていてください。
toiee Lab の Podcast (インターネットラジオのようなもの)も、どうぞ。面白い!と思ったエピソードを何度も聞いてみてください。「毎日が学びと発見」に変わります!