成果をあげる習慣
成果をあげる習慣を身につけよう
version 1.0toiee Lab LIVE™ textbook for Learning Facilitator
© 2017 toiee Lab (toiee.jp)
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講座資料
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グッズ
- 問いカード
- 書籍:経営者の条件(P.F.ドラッカー)
- TED動画を上映するための機材(Apple TV、プロジェクタ、スクリーン、TVなど)
研究用資料
[/wc-restrict]ワークショップ動画
イントロ
講座の導入です。講座のゴールなどに触れます。
開始 | 終了 | 所用時間 |
---|---|---|
0:00 | 0:03 | 3min |
設計意図
- 講座のゴールを共有することで、ゴールへのフィードバックによる学習を促進する
- 講座の意図は、以下の通り
- ポストモダンな「考え方」で成果をあげる習慣を理解する
- 簡単な図式(ダブルフィードバックループ)が鍵であることを示す
- わかりそうで、わからない「図」によって、興味を喚起する
- 楽しく、ワイワイ議論することで、学べることをイメージさせる
ワークの進行
1. 話す
- スタートの挨拶、言葉
- しっかりと、講座の開催を宣言し、拍手などを誘って、盛り上げる
- 議論が多い講座なので、ポジティブで話しやすい雰囲気を作ることを心がける
- 参加者に乗ってきてもらえるようにする
- 成果をあげる習慣を身につけて、どんなものが得たいのか?を尋ねても良い
- 図を見せて伝える
- 今日学ぶものは、経営者の条件を読めるようになること
- ここから多くの知識を行動に変えること
- このワークショップでは、「シンプルな図」で表したものを理解すること
- この図がわかると、経営者の条件が読みやすくなることを伝える
ポイント
- なるべく、長くならないように簡潔に進める
ウォーミングアップ
学習に取り組みやすくするための、ウォーミングアップのワークです。
開始 | 終了 | 所用時間 |
---|---|---|
0:03 | 0:10 | 7min |
設計意図
- 学習を促進するためには、リラックして、新しい情報を取り込む状態にセットすることが必要
- Good & New によって上記の状態を作り出す。また、他の参加者と打ち解けるために行う。
- 積極的な拍手を促すことで、チーム学習やポジティブな感情を持ってもらう
- Think & Listenで、アンテナを張った状態になる。自分がわからないことを理解する。各学習者が「期待する結果」を設定することで、探求を促す
- 現時点で8つの習慣に対する自分の考えを言語化することで、新しい知識を受け入れやすくする
- 議論をしていくには、アウトプットが必要。無理やりアウトプットすることの重要性を学ぶ
ワークの進行
1. Good & New
- 学習モードに入るために、ウォーミングアップのワークをする
- 端的に、「良く」て、「新しかった」ことを説明するワーク
- 些細なことで構わない
- 例) 今日朝食べたサンドイッチが美味しかったです
ポイント
- クッシュボールが必要
- やり方をデモして示すと、学習者にとって理解しやすい
- なんと言えば良いかわからない学習者がいるときは、「些細なことでもいいですよ」「今日の朝何かなかったですか?」などと介入する
2. Think & Listen
- Think & Listenは、思いつくまま、頭によぎったことを流れるように話すワーク
- 支離滅裂になっても構わないので、話し続けてもらう
- ペアになってもらい、話し手と聴き手を決めてもらう
- このワークでは、資料を見ながら、話してもらう
- 「そもそも・・・がわからない」と話し始めてもらう
- 話す対象は、8つの習慣のシートを見て話してもらう
- シートに書かれている、様々な補足(ちょっとしたグループ)などにも着目して、話してもらう
- 話し手は2分間、早口めで話してもらう、利き手はポジティブな頷きをする
- 交代して、それぞれ2分ずつ行う
ポイント
- 説明しきってからではなく、「まずはペアになってください」など、行動をさせながら説明すると、説明しやすい
- デモをすると、学習者がThink & Listenの取り組み方を理解しやすい
- 話し手と聴き手を決めてもらう時、「朝早く起きた方から」などとこちらが言うとスムーズに決まりやすい
3. 発表する
- アウトプットして見た結果う振り返る
- 2、3人に当ててて尋ねて見ることも良い
- もしくは、様々な疑問を持ちながら、その答えを探すように受講して欲しいと伝えるなど
TED動画を見る(アイデアがセックスをする時)
[wc-restrict id=”5843″ wcr_id=”10534″ message=”以降の動画を見るには、お申し込みが必要です”]TEDの動画を見て、アイデアが新しく生まれたりする様子や、産業の発達と強みの生かしあいなどについての示唆を得るワークです。
開始 | 終了 | 所用時間 |
---|---|---|
0:10 | 1:00 | 50min |
設計意図
- TED動画を見て、強みについての理解を深める(なぜ、強みを中心に考える必要があるのか?)
- 強みと組織を、社会学の視点で解説しているものを見ることで、高い次元の視点になる
- 強みによって組織に貢献することについて理解をする
- 社会が多くのネットワークによって支えられているという視点に気づく
- 議論の練習、議論自体を改善しながら議論することを学ぶ
ワークの進行
1. 動画を見る(20min)
- 全体で動画を閲覧する
- 素早く準備して、動画を見る(もたもたしないことが重要)
ポイント
- あまり説明する必要はない、自分で意味を探求してもらうことが重要
- 8つの習慣を理解することに役立つ動画を見るぐらいの説明で良い
2. チームでディスカッション (20min)
- チーム分けを行う
- 3人以上、6人以下が良い
- 適当な人数に分ける
- 簡単なシェアをしてもらう
- 深い探求を行う
- TEDのスクリプトを読んでもらいながら話す
- 5つのステップを参考に、「問いカード」をめくりながら、
- 「たくさんの質問、疑問」を出しながら話してもらう
- 途中で議論を止め、振り返る(3min)
- 途中で議論を止める
- これまでの議論の仕方を振り返る
- 良い議論の仕方だった部分
- この後、どうやって議論すると良いか?を考えてもらう
- 議論を続ける (10min)
ポイント
- 途中で議論を止めて、 議論自体を振り返る ことが、良い議論を生み出す
- これをメタ探求型と呼ぶ。この状態を強制的に作ることで良い議論を促す
- 問いから議論を始めていくことを大切にする
3. 全体シェア (10min)
- 各チームでの発見、学びをシェアしてもらう
- 各チーム 3min 程度
- 時間が余ったら、さらに気に成ることをシェアしてもらう
休憩
開始 | 終了 | 所用時間 |
---|---|---|
1:00 | 1:10 | 10min |
8つの習慣を探求する
これまでの経験を総動員して、8つの習慣について、いまわかっている事を行動に起こすアイデアを作る。行動に起こす事で、実体験が起こり、経営者の条件が読めるようになる事を学ぶ。
開始 | 終了 | 所用時間 |
---|---|---|
1:00 | 1:30 | 30min |
設計意図
- 自分たちの持っている知識をつなげる事をTED動画で練習(ウォーミングアップした)
- さらに、社会のつながり、強みとの関係についても学んだ
- それらを生かして、「8つの習慣の定義文」を読み、少ない情報をヒントに考える事で、多くを得られる事を体験する
- 通常は「詳しい解説」を読んで、覚えようとするが、そうではなく「少ないものからおおを引き出す、想像する、創造する(自分たちの経験を総動員して)」事が当たり前にする
- 人に教えるつもりで学んで、本当に教える事を実行する
ワークの進行
1. チーム分け
- 最初にチームに分ける
- 3 – 6人以下でチームに分ける
- チームのそれぞれが、別のものを探求して、ほかのチームにシェアする構造をとる
2. 8つの習慣を探求する (10min)
- チーム別に、好きなテーマを選び(全体として8つをカバーするようにする)、探求する
- 探求時間だけ告げる
- 探求時間の経過時間や、残り時間を伝える事で、議論を促す
- 人に説明してもらう事を目的としている事を伝える
- わかりやすい事例や、寸劇、図解などをして伝えるようにお願いする
ポイント
- 議論の仕方で、これまでに学んだやり方をしもらう
- 必要なら「問いカード」を使う事を推奨する
- ファシリテーターは「もし___ がなかったとしたら?」と訊ねたりする事で考える事を促す
- 同様に「どうして、この習慣が成果につながると思うのでしょうか?」と自分なりの意見、考えを発言させること、思考する事を促がす
3. 発表する (15min)
- 各チーム 3min 程度で発表してもらう。2minはフィードバック
- 途中でも構わないので発表してもらう
- 発表が終われば、聞き手は「よかった点だけ」フィードバックする
- 拍手をして盛り上げることが重要
- さらに「質疑応答」の時間を設けても良い
成果の公式について探求
成果の公式で「仕事の能力」と「成果をあげる能力」は、別のものである事を理解する。また、それらについて、議論し、自分なりに探求する。
開始 | 終了 | 所用時間 |
---|---|---|
1:30 | 2:00 | 30min |
設計意図
- 成果をあげる能力と、仕事の能力について、別である事を理解する
- また強みと習慣についても理解する
- ここまで、チームで議論したことなどを統合する(ほかのチームの知識を使うことによって)
- 公式という分かりやすいもので、様々な知識を引き出し、考える訓練をする
ワークの進行
1. 公式を使って議論をする (10min)
- チームをシャッフルして、知識が混ざるようにする
- チームごとに「公式」を呼び水として、ここまでの知識を整理する
- 8つの習慣を並べて考えてみるなりするように促す
- 公式から「どうすれば、成果をあげることができるのか?」を考えてもらう
ポイント
- あまり説明する必要はない、自分で意味を探求してもらうことが重要
- 強みと習慣、仕事の能力と習慣、8つの習慣を習慣化するなどで議論してもらう
- もし、強みでない能力で仕事をしたらどうなるのか?
- 強みで仕事をしても、習慣が実践できていなかったらどうなるのか?
- などの、刺激的な問いを投げかけて、ファシリテートします
2. 学んだ事をシェア (10min)
- チームごとに学んだ事、気づいた事を発表する
3. 振り返りをする
- それぞれのチームの議論の仕方について、振り返りをしてもらう
- いくつかのチームを指名して、「振り返り内容」をシェアしてもらう
ポストモダンと成果の公式
変化し続けるシステムとして、自分の状態、考え方、能力を捉えることが「ポストモダン」な考え方です。それについて考え、8つの習慣を捉え直してみましょう。
開始 | 終了 | 所用時間 |
---|---|---|
2:00 | 2:30 | 30min |
設計意図
- ポストモダン(システムダイナミクス、変化し続けるもの、変化の上での安定する挙動)のような考えを持つことで、固定した見方にとらわれず、必要な時に、必要な事を学ぶ感覚が分かります
- ここでは「ポストモダン」な考え方が、成果をあげる上で重要である事を知るために議論します
- 議論を通じて、自分のものの見方が変わることについても、注意を払うことができれば、とても良い学習状態になります
ワークの進行
1. 公式を使って議論をする (10min)
- チームをシャッフルして、知識が混ざるようにする
- 伝える事
- ここまでの理解では、成果をあげるために必要なものが揃っていない
- そもそもの前提である「ポストモダン」というものの見方が必要
- 私たちは、ポストモダンの世界にいるので、感覚的には理解しているし、日本では古来からの感性に近い
- ポストモダンと、成果をあげる公式を比較して考えていこう
ポイント
- ここまでで議論する感覚、流れができているはず
- 無闇に介入して、結論を押し付けるようなことにならないようにする
- 実際に、その考えが正しいか?は、この場ではわからない。試してみないとわからない
- 方向性、アイデアを得たら、現場で学ぶことが必要と知る
2. 学んだ事をシェア (10min)
- チームごとに学んだ事、気づいた事を発表する
いかに習慣とするか?
変化し続けるシステムとして、自分の状態、考え方、能力を捉えることが「ポストモダン」な考え方です。それについて考え、8つの習慣を捉え直してみましょう。
開始 | 終了 | 所用時間 |
---|---|---|
2:30 | 2:40 | 10min |
設計意図
- ここまで学んだこと、気づいたこと、発見したことは「この場限り」である
- この場限りにしてしまわないためには、「日々の生活」で、実践することが必要である
- 日々の生活の中で「8つの習慣」を習慣化するには、どうしたら良いか?のアイデアを出す
- 具体的には「期待する結果」を決め、プロセスを決め、前提を明らかにし、実行し、フィードバックをえる
- どのような方法が良いかを考え出すことをここでは行う
ワークの進行
1. 説明
- チームをシャッフルして、知識が混ざるようにする
- 伝える事
- このワークの意図について伝える
- ここまで学んだ事を「実践する方法」を考えてもらう
- どのような方法ならうまくいくか?を考えもらう
2. チームでアイデアを出し合う
- アイデアを出し合ってもらう
3. アイデアをシェアする
まとめ
各人が学んだ事をまとめる事で、学習を形作る。それぞれの学びをシェアする事で、様々な視点から「自分が学んだ事」を理解し、幅を広げる。また、行動アイデアにコミットをしてもらう。
開始 | 終了 | 所用時間 |
---|---|---|
2:40 | 2:50 | 10min |
設計意図
- 各人が学んだ事をアウトプットしつつ、行動アイデアを発表してコミット(積極的に参加する事)をしてもらう
- 小さくても良いので、アイデアを実行することからスタートしてもらう
ワークの進行
1. 発表する
- 今日学んだ事を参加者に話してもらう
- 学んだ事とセットで、小さな行動アイデアを発表してもらう
2. ファシリテーターからのフィードバック
- 今日の学んだプロセスについて説明し、目を向けさせる
- 今日学んだことは、知識を聞いて、覚えたことではない
- 断片的な情報、知識、エッセンスをつなぎ合わせた
- 自分たちの経験、知力を総動員して、多様な意見から学びを引き出した
- 経営者の条件を覚えるのではなく、著者と対話することからアイデアを出して、行動する直前まで学んだ
- 後は実行あるのみ
- FILMシートが役立つ事を伝えたりしてみる
- ファシリテーター自身が学んだ事をシェア
- 行動アイデアなどをシェアする
- 共に学んだ事を感謝する
特典マニュアル
講座設計音声
以下を再生してください。
[/wc-restrict]ティーチャー
[wc-restrict id=”5845″ wcr_id=”10561″ message=”成果をあげる習慣 – ティーチャー”]ワークショップ進行レジュメ
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