教育の特徴
toiee Labの教育とは
2018/3/30
toiee Labの教育には、大きく分けて3つの特徴があります。
3つの特徴
1. 学び方を学ぶ授業・教材
toiee Labでは、対象分野を探求して学ぶ際に、探求の仕方を探求(振り返り・改善・前提の書き換え)することを「学び方を学ぶ」と呼んでいます。
これにより、学ぶ力そのものが向上します。学ぶ力の向上はあらゆる分野を学ぶ時に必要となる能力です。
学び方を学ぶ方法は、2つあります。
一つは「学習理論について理解を深める」ことです。
- 人特有の学習方法は何か?
- 人間の認知の仕組みは?
- 学習のプロセスは?
- 環境はどうあるべきか?
- 課題の設定は?
などを学びます。
ただし、これらの行為は「単に情報を得ただけ」です。行動レベル、役立てられるレベル、つまり「実際に何かを学ぶ時に、使えるレベル」で、「学び方を学ぶ」ことにはなりません。
まだ、「畳の上の水連」の段階です。
泳ぎを学ぶには、泳がないと学べません。机の上に座って、水泳のマニュアルを読んで、ビデオを見て、先生の模擬演技を見ていても、泳げません。水の中に入り、溺れたり、失敗したりして、泳ぎを学びます。
このことから、「学び方を学ぶ」には、「何かを学ぶ時にしか、学べない」ということです。
toiee の教材は「学び方を学ぶ」ように作っています
「学び方を学ぶ」には「何かを学んでしか、学べない」という原則から、
- 写真を学んでいたら、「学び方を学ぶ」ように設計しています
- WordPressを学んでいたら、「学び方を学ぶ」ように設計しています
- 意思決定を学んでいたら、「学び方を学ぶ」ように設計しています
toiee Labが設計するすべての授業では、「特定のやり方」だけを学ぶのではなく、「学習の仕方」「学び方を学ぶ」ように構成されています。
すべての授業が「学ぶ力を育む = 学び方を学ぶ」ように設計するために、私たちは、「学び方を学ぶ」について、研究し、体系化を行いました。
体系化したものが、FILM2理論です。
2.体系化された知識
ある知識を理解するためには、自分なりに対象となる知識を咀嚼し、構造を捉え、仮説検証を繰り返す必要があります。
このプロセスのうち、「知識の咀嚼、構造の理解」に相当の経験・知識・技術を要します。また、すでに体系化され、書籍や論文などで提供されている知識であっても、構造を捉えることは困難です。
toiee Labは授業・教材設計の際に、対象分野を知識・スキル・姿勢の観点から分析し、いかなるプロセスで探求すると学ぶことができるかを研究し、授業・教材化し、提供しています。
これにより、学習者はハウツーではなく、対象分野の「本質・構造・仕組み」を学びとります。最高の形で、学習のスタートをきることができます。
現在、
- WordPress
- Webサービス・ITツール
- マーケティング
- ビジネススキル
といった講座が存在しています。
これからすべての教材を刷新し、新しい教材を追加していきます。
リリースをお楽しみにお待ち下さい。
3.学習者中心の場作り
FILM2学習理論で設計するカリキュラムは、3つの特徴を持つことになります。
- 学ぶ側が中心となる教育
- 教えるのではなく、自ら学び、考える
- ラーニングファシリテーションによって指導する
従来の「一方的に教える」教育とは、全く違う形式になります。
toiee Labのオフライン授業には教師はいません。いるのはラーニングファシリテーター(以下LFT)です。
LFTは、FILM2学習理論に基づいた授業の設計に沿って進行しながら、学習者に質問をしたり、現状の理解を整理したりして、学習を促します。知識を与える教師とは違い、学習を引き出すのがLFTの役割です。
加えて、toiee Labのオフライン授業では、チーム学習で学びます。
学習者はワイワイして楽しそうに、協力して探求します。チームで学ぶことにより、意見の相違から学び、より良いアイデアを生み出します。あるいは、ある人の「わからない」が誰かの理解を促したり、わかりやすい説明を生み出すということが起こります。
また、LFTは、互いの意見に耳を傾け、相手を理解することを促すため、多様性のある学習者が互いを理解し、受容する場が生まれます。その結果、初めて出逢った人同士が往年の友人のように帰っていきます。