3 ボール投げ実験 1回目
すごい学び方チェック
(1)読み上げる
- 以下のように伝えてから、読み上げを開始する。
- 『今から「すごい学び方とは何か?」を端的に、でも難しく書かれている文章を読み上げます。意味不明なところがあっても、気にしないでください。講座が終わるときに、もう一度、見る機会を作ります。そのときに、自分の成長を実感できますので、まずは聞いてください。
- ただし、ぼーっと聞くだけでは、右から左になるので、この後説明をしてもらいます。 わかる範囲のことをペアになって説明しあうことをします。そのつもりでお願いします』
(2) Think & Listen
- Think&Listenの説明を行い、開始する。一人1:30程度で良い。拍手を忘れずに
- 余裕があれば、Think&Listenの感想を聞いて見る(話すことで理解が進んだか?など)
ポイント
読み上げる時は、抑揚をつけて読み上げましょう。わかりやすいように、必要な言葉を 挿入して、聴きやすいように補足しましょう。わからなくても、大丈夫という声がけをし ましょう。
Think&Listenでは「どんどん、頭に浮かんだことをアウトプットするように」伝えましょ う。どんどん、話す、量を生み出すように促しましょう。また、話す内容は、わかっていることと、わからないこと、疑問や、仮説、予想を話すようにお願いしましょう。
可能であれば、「Think & Listen」で無理やり喋ってみた結果、どうなったか?を聞いて も良いでしょう。
【重要】このワークの手順をしっかりと頭に入れておきましょう
– このワークは、60minと長いだけでなく、途中に何度も介入をします。
– また、介入の時に 行う説明、ワークも非常に重要です。
– 安易に順番を変えたり、時間を長くしたり、(その結果)ワークを飛ばしたりすると、学習効果に影響が出ますので、注意をしてください。
【概要】
– 全部で5回の探求を行います。各探求は、5-8minです。すごく短いですが、どんどん止めて、次々次々と進めていくことで、どんどん集中力が上がり、多様なことを試すようになります。そのために、しっかりと学習者を観察して、促していくことが必要です。
– 以下では「狙い」と「やること」を細かく書いていきます。ご自身で、別の形でまとめて おくと良いでしょう(Mindmapにしておく、自分が理解しやすい箇条書きにしておくなど)
– まず、チームに分けておきます。このチームは、ずっと固定で探求を行います。学習のリ ズムが崩れてしまうので、途中で入れ替えは行いません。
(1) 説明する
- 「今から、ボール投げを通して、良い学習について学びます。それでは、早速始めましょ う。やることは『ボール投げ入れの天才・ワールドクラスの選手』になる方法を探求する ことです。いいですか、天才、ワールドクラスを目指してください。オリンピック競技が あると思って、そこに参加する人ぐらいになれるよう探求してみましょう」 「では、まずは、5min探求しましょう」
- 忘れず、5minタイマーをセットしてください。
ポイント
説明の時点で「高いゴール設定」をしましょう。それを強調しましょう。単に「命中率 を上げましょう」とか「探求しましょう」ではなく、「天才」「ワールドクラス」「すご い」などの言葉を使って、無意識に「高いゴール設定」を刷り込みましょう。
(2) 探求中にすること
- 積極的にチームを回って、「天才、ワールドクラスですよ!」「さぁ、どうしたらいいで しょうか?」と励ますようにしましょう。もっと、もっとチャレンジするように促して回 ることが大切です。
- 最初の入り方が、その後の学習の質を決めてしまいかねません。しっかりと、楽しんで、 ワイワイやれるようにしましょう。必要に応じ、マトを壁に固定したり、イスやテーブル に固定することを手伝ってみましょう。
- なお、ヒントを与える時は「例えば・・・」という形で、あくまでも「提案」するように、アドバイスをしましょう。常に、どれをやってみるか?の選択権は相手にゆだねてください。
- 皆が、しっかり探求できていたら、ファシリーテーターは、次の振り返りと、次の探求 への説明のイメトレを行いましょう。リズムを崩さないように、どんどん、進めくことが大切。
(3) チームで振り返りを行う (2min)
- 「今の5minの探求は、どうでしたか?振り返ってみましょう。よく探求できたところ、 もっとこう探求した方が良かったなど、簡単にディスカッションしてみましょう。時間は、 2minです」
- 2min間、振り返りをしてもらいます。この振り返りよって、探求自体について探求する方 向づけを行います。
- そして、2回目の探求に進みます。