「今日の授業楽しかった!」を広めたい
今出来る最善を引き出す、ラーニング・ファシリテーターの池藤仁美です。子供の頃から今の自分にOKを出し、今できる最善を尽くすようにしてきました。今の私が提供できるのは、
- ITを活用した授業改善や教材開発
- 患者さんや学生が今どんな状態にあるか正確な見立て
- 不足を認めて、今自分ができる最善を引き出す支援
toiee Labと出会うまでの自分は、
- 学生はやらないから出来ない
- できないのは、個人の能力の問
- 学生が授業に関心を持ってくれない悩み
- 授業を改善しても反応が思わしくない焦り
「やる気がない学生に、授業をどう改善したら良いかわからない…」そんな悩みを持つ先生にこそ、ラーニングデザインで授業を再構築し、
「先生、今日の授業楽しかった!」そんな授業を共に創っていきたいです。
【これまでのわたし】
結婚できなくても独りで食っていける力をつけよう
私は、子供の頃から服や化粧など見た目を構わず、愛想もない子でした。 そんな私を「きっと結婚できないだろう」と心配して、「手に職があれば、独りでも食っていけるだろう」と育てられました。鍼灸師をめざし、関西鍼灸短期大学を卒業。卒業後の3年間は、卒後研修施設で臨床経験を積み、最後1年は後輩の指導にあたりました。期待感いっぱいで、新体制の大学教員へ
ちょうどその頃、母校が短大から大学への転換期で、教員採用の声がかかったのです。母校は元々3年制短期大学でした。4年生大学になれば、必要な知識が3年で学べて残り1年は実践経験が積める!そうすれば、卒業後すぐに開業できる力がつく。そんな大きな期待感を抱き、大学教員として母校に赴任したのです。【わたしがtoiee Labのラーニング・ファシリテーションを選んだワケ】
授業に無関心な学生へ不本意な授業をこなす
ところが…学生が全く学ばないのです。テストのための「暗記」はしていても、理解できてないのです。「先生から教わった答を暗記していれば大丈夫!」と、授業に無関心な学生が多く、「将来必要なのに、なぜ学ばないんだろう?」と思いながら、当初は不本意な授業をこなす日々。「良い授業ってなんだろう?」ずっと疑問でした
「このままでは授業が成立しない…」そんな危機感から、「有益な授業をどうすればできるだろうか?」と考え、10年前から独自に教材開発と、授業改善を始めたのです。- 書き込み式ノート
- ファイルメーカー
- PSP(プレステ)
- moodle
「大学生にもなって、やらなければできない、やってもできないのは、能力の問題では?」「いや、でもやっぱり授業のやり方なのかな…」そう自問自答する毎日。そんな私が変わったのは、toiee Labの写真講座への参加でした。
教わらないのに学べている。こんな授業がしたい!
途中、どうして良いのかわからず、やり方を教えてもらおうと質問すると、「さあ、どうするんでしょうね?」 「この人プロカメラマンじゃない?わかっていない人が講師をしている!」驚きでした。ところが、講座が終わてみると、すごく学べている自分がいる。その時初めて、その人の役割に気づき、「私もこんな授業がしたい!」 そう強く思ったことが、私の新たな授業改善の始まりです。
【授業改善に対するわたしの想い】
現在は、関西医療大学で、鍼灸治療所の臨床現場と授業を担当しています。まだ一部ですが、toiee Labの講座設計の理論やワークを授業に取り入れたり、ラーニング・ファシリテーターとして生徒に関わることを大事にしています。 以前は、嫌々授業を受けていたり、留年した学生でさえも、「先生、今日の授業楽しかった!」と言ってくれたり、成績が大きく伸びた学生などがいたりして、まだまだ改善の余地はありますが、かなりの手応えを感じています。
卒業後、すぐ独り立ちできる力を獲得して欲しい
卒業後、学生がすぐ独り立ちできる力をつけられる授業。これは、大学教員になった時からずっと考えていた授業です。なのに、逆の授業を毎日こなすことは、本当に辛かった。 どうすればやる気になるのか。改善の突破口が見えない不安や焦りで、「できないのは学生の能力の問題」と考えていた自分がいました。だからこそ、わかったことがあります。- やらないのは、学ぶ楽しさを知らない
- 出来ないのは、学び方を知らない
最大の強みは、未熟な現状にOKを出せる視点
私は、未熟な学生でも、今できる最善の行動を支援することには自信があります。理由は、ずば抜けて優秀な兄と妹に囲まれて育ったことにあります。 兄や妹と比べて出来てない自分を支えるために、「未熟でOK!今できる最善は何か?」未熟な自分の現状にOKを出すために、常に現状把握を大事にしてきました。今の状況を把握できれば、不足を補う手段を考えることができます。これは治療家として患者さんに向き合う時、授業で学生に向き合う時も同じです。 toiee Labで、「LQ」という学習レベルを知る概念があります。学生が、今どのように学習に取り組んでいる状態なのかが見えてきます。現状の不足を認めて、今できる最善の行動を引き出す大きな武器です。
子育てにも応用していきたい
今後は、学生に1人立ちできる技術や取組み姿勢が身につく授業。さらに、大学の授業とは別に、ラーニング・ファシリテーションを子育てにも応用する「学びの場」を作っていくことを考えています。 ウチには4歳と6歳の子供がいます。この子たちの将来のためにも、生きる力をつけるためには、学ぶ力を伸ばすことが大事だと思うからです。両親も亡くなってますから、子育ての相談もできませんし、子育てしているパパママで、「自律した子供を育てたい!」そんな仲間を増やしていきたいです。【迷っている方へ】
指導する側のマインドや授業設計を変えれば、どんな学生でも、学ぶ楽しさに気づき、学生が勝手に学びたくなる授業方法があることを知ってもらいたいです。 私は、toiee Lab以外の「アクティブ・ラーニング」にも参加しましたが、知識分析、ワークの順番や重ね合わせ、振り返りの内容など、講座設計が考え抜かれています。他のところは、ただみんなで相談、発表、拍手というのが多かったのですが、それぞれのワークが重なり合って、後になって響いてくる。授業に関心を持ってくれない学生や、授業改善の突破口が見えず困っている先生にこそ、やらないのは、学ぶ楽しさを知らない。できないのは、ただ学び方を知らないだけ。このことをぜひ、体感して欲しいと思っています。
「ラーニングデザイン&ファシリテーションで授業改善をしよう」この決意さえあれば必ず、「楽しいから学びたくなる授業」ができる日がきます。そして、何か不安なことがあれば遠慮なく相談してください。私がこれまで力を入れてきたITを活用した教材開発の知識なども一緒に学びましょう。