凡人の努力で卓越した存在になる方法
【お知らせ】最新のFILMシートは、以下のページです
更新情報:
2017/1/6 FILMシート v4+ をリリースしました(書き込みやすくなりました)
2016/4/18 F.I.L.Mシートを視覚的にわかりやすいものに変更しました
今日は「とにかく即戦力」のノウハウを紹介します。 toiee lab で毎日使ってみて、すごい効果がある「F.I.L.M理論」の実践ツールです。
もし、このツールを仕事に使うと・・・
- 仕事をすれば、するほど仕事の効率が上がる
- 仕事に必要な能力が、グングン伸び続ける
- 自分の強み、弱みを発見できる
- 不足している知識、情報、スキルを素早く発見できる
- 仕事が楽しくなる(モテ期が来る?)
などなど、たくさんの効果があります。
さらに、経営者の立場で考えれば、このツールを使うことを文化にしてしまえば、新人研修の手間は省け、先輩と後輩がお互いの強みを理解し合い、必要なマニュアル化も行われていきます。
もし、このツールを学習に使うと・・・
- アンテナがビンビンたった状態になり、情報吸収力が上がり
- 必要な知識、スキルをどんどん身につけ
- 学習する力そのものをアップさせ
- 学び方を学ぶ状態(加速学習状態)
になります。
toiee lab で使ってみて・・・
もちろん、私たちも使っています。私たちは、代表の亀田(私)を除けば、なんと・・・平均年齢が23歳です。こんな若造たちを率いて、トップクラスの研究をしていこうと無茶なことを考えていますが、、、
「このツールさえあれば、可能」
と思っています。
なぜなら、、、
凡人の努力で、卓越した存在になれる
ツールだからです。
どこから来たの?そのツール
ある日突然、謎の光に包まれて、気付くと手にしてました・・・というわけではなく、緻密な研究と実践によって作りました。
具体的にヒントになったのは
- ドラッカーの著作(マネジメント、自己探求の時代(HBR)、イノベーションと起業家精神)
- ノーバート・ウィナーの研究
- チャールズ・パースの研究
- ヒューリスティクス・アルゴリズムの研究
- 孔子(論語)初期の著作
- システム開発の現場の KTP
- 複雑系に関する創発の研究
- ポールシーリが体系立てたアクセラメンツ(加速学習理論)
- コーチング理論、ゲシュタルト心理学
などなど、様々な分野の知識を統合して行って、「Fractal, Feedback, Intentional, Lasting, Meaningful = F.I.L.M」として学習とは何か、人間特有の高次学習とは何か、加速学習状態は何か、を論理的にモデル化しました。
そしてモデル化するだけでなく、実際に学習の現場で使って(大学、社会人教育など)洗練させた理論です。
この理論を「ギュっ」と凝縮して、普段使いできるようにしたものが
- F.I.L.M シート
です。
しかも、、、所要時間は、早ければ 10分です。10分で卓越した存在になれるとしたら、どうですか?
使い方
(1) FILMシートを用意する
以下のF.I.L.Mシートをダウンロードして印刷します。いろいろ試しましたが、やっぱり「紙にペン」で書くのが一番です。物的なもの(質量があるもの、手触りがあるもの)は、脳を刺激します。また絵を書き込んだり、自由度が高いことはかなり大切です。
癖にすると、すごいことが起こる!FILMシート
- ダウンロードする (ページ末尾にリンクがあります)
- 10枚以上、印刷する
- いつでも取り出せるようにつり下げたり、はり出す
(2) 何かを始める時に記入する
まずプロジェクト名、記入日時、フィードバック(振り返り)予定日時を書き入れましょう。
まずはプロジェクト名と記入日、フィードバックする日付を入れましょう
以下のような時、FILMシートに書き込みをしましょう。書き込む箇所は、オレンジの破線の中です。以下のような場合、オススメです。
- 新しい仕事に取り組む時
- 改善したい仕事に取り組む時
- 仕事でチャレンジをする時
- 何かを学ぶ時
まず、「(1)期待する結果」を書きます。ここで重要なのは「期待する結果」は、ちょっと高めに設定することです。もしハートが強ければ、「野心的」と言えるようなものを書き入れましょう。
FILMシートのオレンジに「予想」を書きます(前向きのフィードバック)
次に、「(2)すべきこと」を書き入れます。期待する結果を得るには、どんなステップで、どんな意識で、どんなことに注意して、思考、行動、発言をすべきでしょうか?自分なりに、今考えらえる範囲で計画を立てましょう。
そして最後に「(3) 仮説・前提」を明らかにします。つまり、「なぜ、(2) をすれば、期待する結果にたどり着くと考えたのか、その理由」です。この質問に答えることで、「自分が無自覚に持っている仮説や前提」を明らかにできます。
(3) 仕事する、学習する、活動する
書き込みが終わったら、見えるところにはり出すか、ファイルに挟んでおきましょう。仕事が終わったら、振り返るために無くさないようにしましょう。写真に撮っておいてもいいですが、最終的に「やっぱり紙」でやるのが良いです。
Just Do it !!
(4) 振り返る(期待との照合)
仕事、活動が終わったら、シートを取り出し、まず、プロジェクト名、記入日、振り返る日時を書き入れます。次に、青い部分に書き込みをしましょう。まず、実際の結果はどうだったか?を書き入れます。
- 期待する結果に達したのか?
- 達しなかったのか?
- 全然違うことをやって成果を出した
などなど、実際の結果を書き入れましょう。
実際の結果を書き入れ、予想と比較する準備をします
もし可能なら、「期待する結果は大きすぎなかったか?逆に小さすぎなかったか?」や、そもそも「期待すべきだったのか?」を問うてみましょう。そして、行動すべきことは、あっていたか、間違っていたかもチェックしましょう。さらに「仮説、前提」は正しかったか?をといます。
これだけでも、多くの発見をします。試してみたら、驚きます。そして、仕事が楽しくなっているはずです。
(4) 振り返る(4象限)
さらに、右側の4象限で振り返りをしましょう。
- 予期せぬこと : 予想外にうまくできたこと、できなかったこと。発見したことなどを書き込みましょう。何かしら今後のヒントがあります
- 良かった点 : 良かった点を書き入れましょう。改善点、次やるならの前に書き込むことが大切です。できる限り、たくさんあげましょう。些細なことでもあげましょう。例えば「とりあえず、やりきった!」とかでも構いません
- 改善点 : 明らかに直すべきことがあれば、リストアップしましょう。ケアレスミスなどは典型です。
- 次やるなら : これまでのことを総合して、次やるなら「何をすべきか」「どう取り組むべきか?」を書き込みましょう。
4象限で振り返ってみましょう
(5) 振り返り(学んだこと)
極め付け、ここまでやると本当に卓越します。時間にして +5分もかかりません。やり遂げましょう。今回のプロジェクトで
- 学んだこと(強み、弱み、仕事の仕方など)
- 修正すべき仮説
- 不足している知識、技術、情報、助け、礼儀など
をメモしましょう。
仮説、前提に修正をかけます(高次学習、学び方を学ぶ状態)
補足
私たちの学習メカニズムの本質は、フィードバック制御にあります。フィードバック制御には、
- 制御系(調整機構)
- 結果(評価、目的との差分、もしくは過去との差分)
- アウトプットと結果を、インプットする回路
が必要です。この仕組みを使って、私たち生物は「遺伝によって獲得したヒューリスティクス(あるいは、制御系)」を調整しています。
そして、人間だけが「遺伝的に獲得している制御系を組み合わせたり、介入したり」できます。さらに、前頭全野と大脳新皮質の発達によって、「制御系を後天的に獲得」さらには、「積極的に調整、介入」することができます。
なんにせよ、このF.I.L.Mシートは、この人が持つ(生物の進化で獲得されてきたものの上に築かれたもの)本来の学習メカニズムを使って、学習を引き起こすようにできています。
Fractal, Feedback, Intentional, Lasting, Meaningful
特に「仮説(アブダクション)」に積極的に介入するところが、ミソです。ということで、詳しくは、別の機会でお伝えします。
まずは、「体験、体感、経験」が大切です! 是非、使ってみてください。
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